令和6年度文部科学省関係補正予算(案)事業別資料集 (44 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mext.go.jp/a_menu/yosan/r01/1420672_00009.htm |
出典情報 | 令和6年度文部科学省関係補正予算(案)(11/29)《文部科学省》 |
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令和6年度補正予算額(案)
439億円
現状・課題
我が国の科学技術・産業基盤の維持・強化やイノベーション創出、宇宙における人類の活動領域の拡大に向け、アルテミス計画への参画によ
る月面での持続的な活動の実現を目指した研究開発等を加速。
事業内容
新型宇宙ステーション補給機(HTV-X)
有人与圧ローバの開発
2031年の打上げ目標に向けて、アルテミス計画に
おける持続的な有人月面探査活動に向けた必須シ
ステムとして、月面における居住機能と移動機能を併
せ持ち、有人の月面探査範囲を飛躍的に拡大させ
る、世界初の月面システムである有人与圧ローバを
開発する。
国際宇宙ステーション(ISS)への補給に加え「月周回有人
拠点(ゲートウェイ)」への補給も見据えた様々なミッションに応用
可能な基盤技術の獲得等を図る「将来への波及性」を持たせた
新型宇宙ステーション補給機(HTV-X)を開発。
有人与圧ローバのイメージ
火星衛星探査計画(MMX)
人類初の火星圏からのサンプルリターン等により火
星衛星の由来や、原始太陽系の形成過程の解明
に貢献する火星衛星探査機を開発。
地球-火星の位置関係が好機となる時期に計画
通り打上げることで、NASAが計画している試料回収
に先行して、人類初の火星圏からのサンプルリターン
を実現。加えて、アルテミス計画における将来的な火
星探査を念頭に火星圏の詳細情報(地形・環境
条件)の取得等に貢献。
月極域探査機(LUPEX)
月極域における水の存在量や資源としての利用可能性を判
断するためのデータ取得及び重力天体表面探査技術の獲得を
目指した月極域の探査ミッションをインド等との国際協力で実施
する。また、米国と月面着陸地点の選定等に資する月面の各
種データや技術の共有を行う。
月極域探査のイメージ
月周回有人拠点(ゲートウェイ)
火星衛星探査計画
(MMX)
深宇宙における人類の活動領域の拡大や新たな価値の創出に
向け、まずは月面での持続的な活動の実現を目指して、米国が構
想するゲートウェイに対し、宇宙基本計画に基づき、我が国として優
位性や波及効果が大きく見込まれる技術(有人滞在技術等)を
開発・提供。
スキーム図
インパクト
新型宇宙ステーション補給機
(HTV-X)
国
(文部科学省)
補助
国立研究開発
法人宇宙航空
研究開発機構
月周回有人拠点
契約
民間企業
国際宇宙探査関連の開発を加速することは、我が国に優位性のある宇宙技術をより強固にするだけでなく、宇宙産業のみならず、様々な
分野の国内企業への広がりも大きいことから、国内企業の技術力向上等、幅広く経済効果が期待できる。
(担当:研究開発局宇宙開発利用課)
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