令和6年度文部科学省関係補正予算(案)事業別資料集 (29 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mext.go.jp/a_menu/yosan/r01/1420672_00009.htm |
出典情報 | 令和6年度文部科学省関係補正予算(案)(11/29)《文部科学省》 |
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開発・整備
令和6年度補正予算額(案)
69億円
事業目的・概要
• 生成AIの進展などをはじめとして、計算科学だけでなく科学技術・イノベーション全体、そして産業競争力の観点等からも、計算基盤の重要性
がさらに増しており、今後、計算資源の需要が増大するとともに、求められる機能も変遷・多様化していくことが予想されている。
• このような社会ニーズに応えるため、「富岳」の後継となる新たなフラッグシップシステムの開発に早期着手し、国内の産学官の利用者に対して
あらゆる分野で世界最高水準の計算資源を提供する。これにより、新たな時代を先導し、国際的に卓越した研究成果の創出、産業競争力の
強化ならびに社会的課題の解決などに貢献する。
事業内容
【近年の情勢変化】
• 生成AIの技術革新などにより必要な計算資源の需要が急拡大・多様化
• AIとシミュレーションなどを組み合わせた取組(AI for Science)の重要性が指摘
• 世界各国で、「富岳」を上回る性能の計算機の開発、高度化が加速
• GPUなどの加速部を活用した計算手法がこれまで以上に主流に
【スケジュール(イメージ)】
システム等
令和6年度
次世代計算基盤
FS
令和7~令和11年度
アプリケーション
※システム開発、施設・設備整備を前倒しして
着手し、プロジェクト開始
システム開発(基本設計・詳細設計(試作等))
施設・設備整備(基本調査・詳細調査・整備)
整備 (製造・搬入・検収等)
令和12年頃
HPCI計画推進委員会 次世代計算基盤に関する最終とりまとめ
(令和6年6月)より抜粋
【システムの概要】
• 開発主体:理化学研究所
• CPUに加えて、GPUなどの加速部を導入
• 電力性能の大幅向上により、上記の計算環境を提供
• 既存の「富岳」でのシミュレーション → 「富岳」の5~10倍以上
の実効性能
• AIの学習・推論に必要となる性能 → 世界最高水準の利用環境
(実効性能50EFLOPS以上)
【開発・整備の手法、利用拡大に向けた取組】
• 適時・柔軟に入れ替え又は拡張可能とし、進化し続けるシステム
• 将来の需要増に大きく貢献し得る技術評価・研究開発を実施
共用開始
技術評価・研究開発
準備研究
本格実施
「富岳」成果創出加速プログラム
(~令和7年度)
:事業評価(事前・中間)、共用開始後に事後評価
「京」から「富岳」への移行期に生じた
「端境期」(約1.5年)を極力生じさ
せず、利用環境を維持
新たなフラッグ
シップシステム
遅くとも2030年頃
を目指し、前倒して開発着手
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(担当:研究振興局参事官(情報担当)付)