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令和6年度文部科学省関係補正予算(案)事業別資料集 (118 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/a_menu/yosan/r01/1420672_00009.htm
出典情報 令和6年度文部科学省関係補正予算(案)(11/29)《文部科学省》
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いじめ未然防止教育のモデル構築推進事業

1 現状・課題






令和5年度のいじめの認知件数は約73万件
重大事態件数は1,306件となっており、ともに
過去最多。
いじめの重大事態1,306件のうち、約4割が
重大事態に至るまでにいじめとして認知できて
いないなど、いじめの態様が多様化かつ複雑化
する中、いじめを認知した時点で既に重大事
態に陥っているケースも多く、いかにいじめの
発生を未然に防ぐことができるかが喫緊の課
題。
これまで国としても、いじめの未然防止に資する
道徳教育や人権教育を進めてきたところだが、
児童生徒に対して直接的に「いじめ」とは何か
を教えるような踏み込んだ内容は全国網羅的
には実施していない状況。

2 事業により目指す姿


児童生徒1人1人が「いじめ」とは何かを認識
し、「いじめ」を自分たちの問題として捉え、学校
でいじめをしない、させない、見逃さない雰囲気
づくりを自主的にすることができる。

1000

児童生徒同士がお互いを尊重し、共生していく
ために必要なコミュニケーション能力を身につける
ことができる。

400

全ての児童生徒にとって安全で安心な学校
づくり・学級づくりを児童生徒自身が主体的に
実施できるようになる。

Ⅰ いじめ未然防止教育の指導教材等の作成
文部科学省から先進的な取組を行う教育委員会等に委託し、いじめ未然
防止教育の実践研究を実施。いつどこで何を教えるかといった全体像を示し
それに基づいた指導案、指導教材、教職員向けの研修資料等を作
成し、全国の教育委員会等に対しても周知することにより、成果の普及につ
なげる。

【委託先】
Ⅰ 都道府県・市区町村教育委員会
Ⅱ 研究機関・民間事業者 等

1400

児童生徒が、どのような行為が「いじめ」に該当す
るのかを認識することができる。



0.7億円

(参考)いじめの重大事態件数



3 事業概要

4 委託先・採択数

令和6年度補正予算額(案)

(発生件数計)1306件

1200
(2号事案)864件

800

(1号事案)648件

600

200
0
発生件数

H25 H26 H27 H28 H29 H30 R1

R2

R3

R4

R5

179 449 314 396 472 598 716 512 705 919 1306

1号重大事態 75

92

130 161 190 266 298 238 350 445 648

2号重大事態 122 385 219 281 330 420 513 345 428 616 864

Ⅱ いじめ未然防止教育に資する動画教材の作成
いじめ未然防止教育について、学校等が容易かつ効果的に授業を実施しやすい
よう、先進的な取組を行う教育委員会と連携した指導過程を解説した動画
教材の作成を事業者に対して委託。対象児童生徒の発達段階に応じて使い
分けることができるよう作成することでより実効性のある教育を可能にする。
また、いじめの未然防止に関して、一般向けの啓発動画を作成し、多様な
チャンネルを活用して発信する。

【委託内容】
(4箇所) 有識者会議開催費、諸謝金、指導事例集作成費 等
(1箇所) 動画作成費、広告掲載費 等

(担当:初等中等教育局児童生徒課)

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