令和6年度文部科学省関係補正予算(案)事業別資料集 (46 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mext.go.jp/a_menu/yosan/r01/1420672_00009.htm |
出典情報 | 令和6年度文部科学省関係補正予算(案)(11/29)《文部科学省》 |
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令和6年度補正予算額(案)
52億円
現状・課題
北極域は、海氷の急減をはじめ地球温暖化の影響が最も顕著に現れており、北極域の環境変動は台風や豪雪等の異常気象の発生など、
日本を含む非北極圏にも影響を与えている。また、海氷減少により北極海航路など北極域の利活用の機運が高まるとともに、北極域に係る
国際的なルール作りに関する議論が活発化している。我が国では、強みである科学技術を基盤に北極域を巡る国際社会の取組において主導
的役割を果たすべく、国際研究プラットフォームとして、砕氷機能を有し海氷域の観測が可能な北極域研究船を令和3年度から建造している。
「よこすか」は令和6年度時点で建造から35年、 「しんかい6500」は36年を迎えるところ、経年化により搭載機器そのものの製造終了や部品
の生産中止、サポート停止等が発生している。「しんかい6500」やその母船の着水揚収装置等の深海調査支援機能に関する機器が故障した
場合、我が国の超深海の調査能力が失われ、海洋状況把握能力が低下するため、老朽化対策を着実に実施する必要がある。
事業内容
北極域研究船「みらいⅡ」の建造を着実に進め、令和8年度就航をより確実とする。
「よこすか」及び「しんかい6500」について適切な保守整備を実施し、船舶としての基幹機能及び深海調査支援機能並びに有人潜水調査船
の運用に必要な機能の維持をする。
北極域研究船「みらいⅡ」完成イメージ図
深海潜水調査船支援母船「よこすか」
成果
北極域や深海域での調査観測研究等を通して、第4期海洋基本計画に掲げられた
「総合的な海洋の安全保障」・「持続可能な海洋の構築」の実現に貢献。
台風の進路予測や過去の海底地震・噴火の痕跡等の詳細な調査観測を通じて、
発生周期・メカニズム等の解明を行い、我が国の防災減災・国土強靱化へ貢献。
有人潜水調査船「しんかい6500」
予算スキーム
船舶建造費補助金
文部科学省
国立研究開発法人
海洋研究開発機構
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(担当:研究開発局海洋地球課)