令和6年度文部科学省関係補正予算(案)事業別資料集 (97 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mext.go.jp/a_menu/yosan/r01/1420672_00009.htm |
出典情報 | 令和6年度文部科学省関係補正予算(案)(11/29)《文部科学省》 |
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令和6年度補正予算額(案)
2億円
現状・課題
(独)大学入試センター(以下、「センター」という。)が主要業務を行う「大学入学共通テスト」(以下、「共通テスト」という。)は、約50万人の志願者が同
一の期日に一斉に受験する我が国最大規模の試験であり、我が国の大学入試制度の基盤として必要不可欠な役割を果たしている。
地震等によりセンターが電源喪失し、共通テストが中止・延期となった場合、共通テストを活用した選抜を行う多数の大学の個別入試実施に重大かつ深刻な
影響を及ぼし、多くの受験生の進路選択に多大な支障が生じることが想定されるため、受験生が安心して大学入学者選抜に臨むための備えに万全を期すことが
必要。
事業内容
センターの自家用発電装置の更新及び燃料タンクの大型化と同時に、直流電源設備全体の更新・自家用発電装置への配線工事を行う。これにより、将来の
ランニングコストの削減を図りつつ、地震等の発生に伴う停電時にもセンターの事業継続を担保し、受験生や大学等への影響を最小限にとどめる体制を整備する。
自家用発電装置の更新
自家用発電装置は、地震等の発生に伴う停電があった場合に、共通テストの採点等に必要となる電子計算機、OMR機器、防犯設備等に電力を供給するも
の。設置からすでに23年を経過し、耐用年数(20年)を超過しており非常時の対応に支障をきたす恐れがある。また、首都圏直下型地震発生時に想定され
る電力及び燃料供給の途絶期間が1週間とされる一方で、現在の燃料の容量は、採点その他の情報処理等に必要な機器の電力容量の約3時間分にとどま
り、早急な装置更新が必要不可欠。
直流電源設備の更新
直流電源設備は、直流電源装置(入力交流電源を直流に変換し出力を行う装置)及び蓄電池により構成され、受変電設備の制御や、停電発生時に建
物内の非常照明を点灯させるために使用するもの。
直流電源装置は、設置から約40年を経過しており、交換部品も製造が終了していることから、故障発生時の修理等もできず、維持管理が困難な状況。
また、蓄電池についても更新後10年が経過して更新の時期を迎えており、装置が正常に稼働するうちに更新し、非常時に備える体制を構築することが必要。
アウトプット(活動目標)
アウトカム(成果目標)
大学入試センターの自家用発電装置及び直流電源設備を更新し、地
震等の発生に伴う停電に備えるとともに、今後の当該設備に係るランニン
グコストの削減を図る。
地震等の発生により、大学入試センターが被災した場合においても、数
日間にわたり業務を継続させ、受験生や大学等への影響を最小限にとど
める。
(担当:高等教育局大学教育・入試課)
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