令和6年度文部科学省関係補正予算(案)事業別資料集 (59 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mext.go.jp/a_menu/yosan/r01/1420672_00009.htm |
出典情報 | 令和6年度文部科学省関係補正予算(案)(11/29)《文部科学省》 |
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現状・課題
〇1人1台端末の日常的な利活用や、デジタル教科書、CBTの導入が進むなかで、文部科学省は
令和6年4月に同時・多数・高頻度での端末活用を想定した「当面の推奨帯域」を設定。
令和6年度補正予算額(案)
60 億円
当 面 の 推 奨 帯 域 を
満たしていない学校の割合
ネットワークアセスメント
実
施
状
況
〇一方、この推奨帯域を満たしていない学校は8割となっている。今後、ネットワークアセスメントの徹底や
その結果を受けた通信ネットワークの着実な改善を図る必要。
満たしている
21.6%
〇また、学校における働き方改革や学習系・校務系データの連携、大規模災害等発生時のレジリエンス
確保を実現する、クラウド環境・アクセス制御型のセキュリティ対策を前提とした次世代校務DX環境の整
備、教育データ利活用の基盤となる情報セキュリティ対策、教職員のICTリテラシーの向上など、GIGAス
クール構想第2期を強力に推進するための基盤整備が急務。
事業内容
(1)学校の通信ネットワーク速度の改善
満たしていない
78.4%
(令和5年度)
未実施
59.0%
実施
41.0%
(令和5年度)
<ネットワーク・アセスメントのイメージ>
①ネットワークアセスメントの実施、②アセスメントの結果を踏まえたネットワーク環境の改善に係る初期費用(機器
の入れ替えや設定変更等)を支援。これにより、学校の通信ネットワークの改善を図る。
※ ネットワークアセスメント・・・学校内外のネットワーク構成要素を評価し、課題の把握・原因箇所の特定を行うこと。
※ ②支援対象はネットワークアセスメント実施済学校に限る。
(2)次世代校務DX環境の全国的な整備
① 都道府県域での共同調達を前提とした次世代校務DX環境の整備支援
都道府県域での共同調達・帳票統一を前提に、自治体の次世代校務DX環境整備に係る初期費用(校務系・学
習系のネットワークの統合に係る費用や、校務支援システムのクラウド化に係る費用等)を支援。
<次世代校務DXとは>
令和5年3月に文部科学省がとりまとめた「GIGAスクール構想の下での校務
DXについて~教職員の働きやすさと教育活動の一層の高度化を目指して~」に
方向性を示している、ロケーションフリーでの校務実施、ダッシュボード上での各種
データの可視化を通じたきめ細やかな学習指導等が可能となる校務DXの在り方。
補助率等
② 都道府県域での次世代校務DX環境整備に向けた準備支援
都道府県域での共同調達を前提に次世代校務DX環境整備を行う際に必要となる帳票統一・ネットワーク環境等 事業主体:都道府県、市町村
に関する都道府県域内の実態調査、ロードマップの策定、RFP作成等の各種プロセスを支援。
補助割合等:3分の1
予算単価(事業費ベース):
(1):①:1,000千円/校 ②:2,400千円
(3)学校DXのための基盤構築
(2):①:6,800千円/校 ②:50,000千円/都道府県
教育情報セキュリティポリシーの策定/改定支援、セキュリティリスクアセスメントや端末利活用等の専門家による支
(3):200千円/校
援、ネットワークの共同調達の支援等、学校DXに向けた技術的なコンサルタントに要する経費を支援。
GIGAスクール構想第2期の基盤整備を強力に推進
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(担当:初等中等教育局学校情報基盤・教材課)