令和6年度文部科学省関係補正予算(案)事業別資料集 (47 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mext.go.jp/a_menu/yosan/r01/1420672_00009.htm |
出典情報 | 令和6年度文部科学省関係補正予算(案)(11/29)《文部科学省》 |
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背 景
令和6年度補正予算額(案)
94億円
※外に、内閣府が進める「フュージョンエネルギー
の早期実現と産業化を目指した推進体制の
構築」に係る100億円を計上
○フュージョンエネルギーは、次世代のクリーンエネルギーとして、環境・エネルギー問題の解決策としての期待に加え、政府主導の
取組の科学的・技術的進展もあり、諸外国における民間投資が増加。世界各国が大規模投資を実施し、国策として自国へ
の技術・人材の囲い込みを強める中、日本の技術・人材の海外流出を防ぎ、我が国のエネルギーを含めた安全保障政策に資
するため、「フュージョンエネルギー・イノベーション戦略」に基づく取組を加速する。
○特にフュージョンエネルギーの早期実現に向け、国際約束に基づき核融合実験炉の建設・運転を行うITER計画、ITER計画
を補完・支援する研究開発を行うBA(幅広いアプローチ)活動、原型炉実現に向けた基盤整備を推進する。
概 要
○ITER計画/BA活動を通じて、コア技術を着実に獲得するとともに、原型炉実現に向けた基盤整備を加速することで、
フュージョンエネルギーの早期実現と産業化を目指す。
ITER計画
ITER外観図
51億円
ITERサイトの建設状況
国際約束に基づき、核融合実験炉ITERの建設・
運転を通じて、フュージョンエネルギーの科学的・
技術的実現性の確立を目指す。
ITER計画の進捗状況等も踏まえ、ダイバータ(真空
容器内で最も高い熱負荷を受ける排気装置)等の
主要機器の製作等を加速する。
BA活動
41億円
原型炉基盤整備
3億円
JT-60SA
安全試験施設・設備
日欧の国際約束に基づき、ITER計画を補完・
支援するとともに、技術基盤を確立するための
先進的研究開発を実施。
世界最大のトカマク型超伝導プラズマ実験装置、
JT-60SAの令和7年度の加熱運転開始に向け
て、本体機器等の整備を早期に進める。
原型炉実現に向けた基盤整備を加速するため、
実 規 模 技術 開 発のための試 験 施設 ・ 設備 群の
整備等を実施。
特に燃料を安全かつ適切に取り扱う技術や人材を
培うための安全試験施設・設備の設計を早期に行
うことにより、イノベーション拠点化を加速。
(担当:研究開発戦略官(核融合・原子力国際協力担当)付)47