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令和6年度文部科学省関係補正予算(案)事業別資料集 (52 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/a_menu/yosan/r01/1420672_00009.htm
出典情報 令和6年度文部科学省関係補正予算(案)(11/29)《文部科学省》
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大学等における最先端研究設備等の整備の推進

令和6年度補正予算額(案)

90億円

背景・課題

独創的な新技術や社会課題解決に貢献するイノベーションの創出に向けては、多様で卓越した知を生み出す学術研究の振興により、我が国の研
究力の強化と研究環境の向上を図ることが不可欠。そのため、各研究分野のコミュニティの総意を踏まえ、全国の国公私立大学等の参画が可能
な研究基盤の構築に向けて、大学等の知を結集した国際的な研究拠点の形成や全国的な観点からの国内外の共通研究基盤の整備を着実
に推進することが必要。

事業内容

学術分野の国際的な動向を踏まえ、全国的な研究基盤の構築として、国立大学法人及び大学共同利用機関法人における大学等の枠を超えた共同利
用・共同研究機能を担う最先端の研究設備等を整備(以下、例示◆)。
我が国の産業に直接作用する大型研究施設建設や最先端測定装置製造などにより、「経済への貢献」のみならず、「学術研究の推進」「次世代を担う研
究・技術人材の育成」「最先端技術開発・継承」等を通じ、科学技術・学術によるイノベーションを推進する。
学術研究の大型プロジェクトの推進

◆ハイパーカミオカンデ(HK)計画の推進

◆ヒューマングライコームプロジェクト

○日本が切り拓いてきたニュートリノ研究の国際協力による次世代計
画として、新型の超高感度光検出器を備えた大型検出器の建設
及びJ-PARCの高度化により、ニュートリノの検出性能を著しく向上。

○ゲノム、タンパク質とともに第3の生命鎖と呼ばれる「糖鎖」は、
数多くの生命現象や疾患に関与するがその全容は未解明。
○ヒトの糖鎖情報を網羅的に解読し、医学をはじめ幅広い研
究分野との新たな連携を産み出す糖鎖情報の基盤を構築。
○ ヒ ト の 生 命 現 象 の 解 明 、 老 化 ・ 認 知 症 ・
がん、感染症等に関する革新的な治療法・予防法の開発
を通じ、生命科学の革新、病気で苦しむことのない未来を目
指す。

〔東京大学宇宙線研究所、高エネルギー加速器研究機構〕

(スーパーカミオカンデの約10倍の観測性能)

○素粒子物理学上の未証明な理論(大統一理論)の実証に資する
長年の物理学者の夢である陽子崩壊の初観測や、物質で構成さ
れる宇宙の起源に迫るニュートリノ研究を通じ、新たな物理法則の
発見、宇宙の謎の解明を目指す。
ハイパーカミオカンデ(岐阜県飛騨市神岡町)
新型光検出器
(約4万本)

⇒従来の2倍の光感度
ニュートリノ
ビーム

大型検出器(直径74m,高さ60m)

⇒従来の5倍規模 総重量26万トン

大強度陽子加速器
J-PARC (茨城県東海村)

〔東海国立大学機構・自然科学研究機構・創価大学〕

◆大型光学赤外線望遠鏡「すばる」の共同利用研究
〔自然科学研究機構国立天文台〕

○超広視野観測が可能な世界唯一の大型光学
赤外線望遠鏡として、世界最先端の観測活動
を実施。
○世界最高性能の観測能力を維持するための赤
外線観測能力向上のための高度化等により、
宇宙の構造進化・元素の起源に迫る成果創出
を目指す。

(担当:研究振興局大学研究基盤整備課)

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