令和6年度文部科学省関係補正予算(案)事業別資料集 (61 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mext.go.jp/a_menu/yosan/r01/1420672_00009.htm |
出典情報 | 令和6年度文部科学省関係補正予算(案)(11/29)《文部科学省》 |
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現状・課題
• 教育現場における生成AIの利活用については、これまでのパイロット校の指定等を通じて、教育・校務での活用事例が生まれつつある。
• 一方で、現状は汎用サービスを活用した好事例の創出が主であるため、教育分野に特化させたモデル・サービスの開発等に課題がある
ほか、校務における活用に関しては、個別契約により適切なセキュリティを確保した環境で個人情報等重要性の高い情報を扱う事例
や繁忙期を含む年間を通じた実践例、自治体単位での取組事例が少ないという課題がある。
• 子供の学びの充実や教職員の働き方改革につなげるため、①教育分野に特化した生成AIモデル・サービスに関する実証、②生成AI
の活用に伴うリスクへの対応(例:ガイドラインの遵守、セキュアな環境下での活用)を考慮した先進的な取組等を多面的に進め、好
事例や留意事項の整理・発信を通じて教育現場での効果的・適切な生成AIの利活用の実現を支援することが必要。
事業内容
①学びの充実など教育課題の解決に向けた教育分野特化の生成AIの実証研究事業(3.8億円)
事業概要
想定成果
多言語対応が必要な外国にルーツを持つ子供・保護者への対応、一人一人に合った個別最適な学習の提
供など、教育分野の特定の課題に対し生成AIを活用した課題解決の可能性を検証する実証研究を行う。
• 既存の対応方法よりも効率的かつ効果的な生成AIモデル・サービスの創出
• 特定の教育課題に対応した生成AIの活用方法をバックキャストし、生成AIの活用方法や課題解決の可
能性を整理
事業スキーム
委託
民間企業等
自治体での
実証
②セキュアな環境における生成AIの校務利用の実証研究事業(2.1億円)
教職員の働き方改革の観点では、繁忙期を含む1年間を通しての生成AIの活用や教育委員会が主導する
校務での生成AIの活用を促進する必要がある。適切なセキュリティ対策の下で個人情報等重要性の高い情
事業概要
報を取り扱える生成AIの利用環境において、ダッシュボード等のツールとの連携の検討も含め、校務で生成AI
を活用する実証研究を行う。
想定成果
• セキュアな環境における実践例を創出し、全国レベルで校務における生成AIの活用を推進
• 生成AIを含む教育現場でのICT活用の実態に応じた「教育情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」
の見直しを実施
事業スキーム
委託
民間企業
自治体での
実証
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(担当:初等中等教育局学校情報基盤・教材課)