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資料 令和6年度救急業務のあり方に関する検討会報告書(案) (167 ページ)

公開元URL https://www.fdma.go.jp/singi_kento/kento/post-151.html
出典情報 救急業務のあり方に関する検討会(第3回 2/21)《総務省消防庁》
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【導入効果】
平成 29 年4月から令和6年3月の間に、上尾中央総合病院に搬送された ST 上
昇型心筋梗塞を解析したデータでは、クラウド型 12 誘導心電図伝送システムを使
用した事案では、使用しなかった事案と比べ、血流再開まで約4分の短縮が図れ
た。医療機関側は傷病者が病院に到着する前から処置の準備を行うことが出来る
ため、病院到着から治療開始までの時間が短縮され、傷病者の予後改善が期待で
きる。
また、上尾市消防本部では心電図を伝送した事案について、後日医師から診断
結果等のフィードバックを受けており、救急隊員のスキルアップにもつながって
いる。

【今後の課題・展望】
上尾市消防本部では9隊の救急隊を運用しており、病院から3台の伝送システ
ムを借用してローテーションで使用している。住民に均一な救急サービスを提供
するため、全隊へのシステム導入を目指している。

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