資料 令和6年度救急業務のあり方に関する検討会報告書(案) (170 ページ)
出典
公開元URL | https://www.fdma.go.jp/singi_kento/kento/post-151.html |
出典情報 | 救急業務のあり方に関する検討会(第3回 2/21)《総務省消防庁》 |
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運用開始からの経過年数に伴い、導入背景やシステムの適正な操作についての
知識の希薄化が進んでいることから、知識を継承するために搬送先候補医療機関
や消防機関に対する定期的な操作説明会や意見交換会を開催し、理解を深める必
要がある。また、蓄積されたデータを活用して、救急業務のさらなる質の向上や
救急搬送実施基準の継続的な改善を行うことが重要である。
さらに、今後の展望として、奈良県メディカルコントロール協議会が中心とな
って運用している口頭指導検証システムやデジタル検証システムを救急医療管制
システムと統合させることで、CPA 事案や非 CPA 事案における入電から予後まで
のデータを統一させ、一元的な検証を可能にすることにより、救急業務のさらな
る質の向上を目指している。
今年度は、12 府県 39 消防本部に個別訪問調査を実施し、各地域における、
救急需要増加対策や労務負担軽減に向けた取組など、様々な課題に対する取組
状況等について把握するとともに、各地域の課題への対応策について消防庁が
助言等を行いサポートすることにより、全国的な救急業務のより一層のレベル
アップを図ることができた。
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