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資料 令和6年度救急業務のあり方に関する検討会報告書(案) (23 ページ)

公開元URL https://www.fdma.go.jp/singi_kento/kento/post-151.html
出典情報 救急業務のあり方に関する検討会(第3回 2/21)《総務省消防庁》
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本ワーキンググループでは、主にマイナ救急の運用課題にかかる 11 項目につい
て、令和6年度実証事業の進捗状況等を踏まえ、令和7年度実証事業で改善する
項目として様々な角度から検討を進めてきた。
検討結果の概要は以下のとおり(図表1-7)
。なお、各項目の詳細については
後述する。
図表1-7

検討結果の概要

① これまでの経緯
令和4年度実証実験では、マイナ救急実施事案と令和3年度未実施事案で活
動時間が6分 29 秒延伸したほか、令和6年度実証事業では、同意の取得方法を
書面から口頭に改める等、運用面の課題を改善したものの、マイナ救急実施事
案と未実施事案で活動時間が2分 9 秒延伸する結果となった。
これは3(3)で説明したとおり、これまでの実証で救急隊が利用したシス
テムは、既存の医療機関専用のシステムであったため、閲覧までのプロセスが
必ずしも救急業務に適していなかったことが主な原因と考えられる。
令和7年3月に構築したマイナ救急システムは、救急隊員が利用することを
念頭にユーザビリティや閲覧プロセスについて大幅に改善したものであるが、
現場運用に適したシステムとなっているかどうか、定量的に測定し、マイナ救
急の効果を見える化する観点から、同一の事案について、①主に口頭聴取によ
る通常の救急活動を実施した場合と②マイナ救急を活用した救急活動を実施
した場合を比較するため、消防本部の協力を得てシミュレーションを実施する
こととした。

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