資料 令和6年度救急業務のあり方に関する検討会報告書(案) (42 ページ)
出典
公開元URL | https://www.fdma.go.jp/singi_kento/kento/post-151.html |
出典情報 | 救急業務のあり方に関する検討会(第3回 2/21)《総務省消防庁》 |
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図表1-33
救急活動時間に及ぼす影響(累計)
総計
現場到着
傷病者接触
車内収容
~傷病者接触
~車内収容
~現場出発
(現場到着
データ
比較対象
~現場出発)
件数
平均値
平均値
平均値
平均値
9,599
1 分 14 秒
7分1秒
10 分 51 秒
19 分 5 秒
254
0 分 55 秒
5 分 48 秒
16 分 43 秒
23 分 25 秒
9,345
1 分 14 秒
7分3秒
10 分 41 秒
18 分 58 秒
②令和5年
256,198
1 分 17 秒
6 分 11 秒
12 分 20 秒
19 分 49 秒
③令和6年 実証事業(累計)
129,191
1 分 16 秒
5 分 53 秒
11 分 20 秒
18 分 29 秒
(1)実施事案
11,398
1分7秒
5 分 46 秒
13 分 37 秒
20 分 29 秒
(2)実施不可事案
148,094
1 分 17 秒
5 分 54 秒
11 分 9 秒
18 分 20 秒
差分(③(1)-①(1))
0 分 12 秒
▲0 分 2 秒
▲3 分 6 秒
▲2 分 56 秒
差分(③(1)-②)
▲0 分 10 秒
▲0 分 25 秒
1 分 17 秒
0 分 40 秒
①令和4年 実証事業(累計)
(1)実施事案
(2)実施不可事案
③の令和6年実証事業(1) 実施事案と、①令和4年実証実験(1)実施事案、
及び②令和5年の「現場到着~現場出発」の平均値を比較すると、③(1) – ①
(1)については2分 56 秒短縮しており、③(1) – ②は 40 秒延伸した。これ
は、通常の救急活動に加え、マイナ救急の説明・端末操作などの手順が加わ
ったため時間が長くなっているが、令和4年度実証実験の手順より、今回の
実証事業で手順を簡略化した効果が出ていると考えられる(図表1-33)
。
⑫ 本実証事業の総括
本実証事業において、傷病者の医療情報を閲覧した事案は本実証事業の全事
案のうちの 7.1%に限られた。しかし、これは「マイナンバーカード不所持」
や「保険証利用未登録」が、未実施事案とすると判断した理由の約 9 割を占め
ていることが影響している。今後、マイナ保険証利用登録率が向上し、さらに
住民がマイナ保険証を日常的に携行するようになることで、マイナ救急全国展
開に向けてより活用機会が増加することが期待される。社会実装に向けては、
マイナンバーカード交付率及び保険証の利用登録率の向上に加えて、日常的な
携行の必要性を周知・広報を継続的に行い、住民の理解を得ていくことが重要
である。
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