よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


参考資料1-1_長時間労働医師への健康確保措置に関するマニュアル(改訂版) (104 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_35532.html
出典情報 医師の働き方改革の推進に関する検討会(第18回 10/12)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

上記を踏まえ、保健指導のポイントを下記に示す
・自身の睡眠不足や疲労について「気づきの心」を涵養するよう指導する。さらに、アクチグラフ
等の客観的指標に基づいて、自身の睡眠不足や疲労に気づき、適切な対応ができる自立性を促す
・自身の疾患のリスクについて把握し、行動変容を促す
・1日6時間以上の質の良い睡眠の確保を促す
・勤務時間外には身体活動や趣味、家族との団らんを楽しむことを促す
・好ましい健康習慣(栄養、身体活動等)、健康管理を促す

⑤医師への面接指導における留意点
医師に対する面接指導において下記のような事項にも留意する必要がある
・診療科、勤務形態、個人差等も考慮する
・各診療科やチーム内で働き方の見直しが必要である
・医学教育内容や世代間の相違により、働き方に関する認識に差があることを考慮する
・研究したい、よい医師を育てたい、患者を救いたい(自己犠牲があっても)という考えを尊重し
た上で必要な対応を行う
・医師の立場(若手、中堅、管理者世代)で優先すべき視点が異なる点を考慮する
・医師が助けを求めた時には、かなり深刻な状況が多いので、早めの対応を心がける

2)医師個人への心身の状況への助言の例
➢ 面接指導対象医師が面接指導実施医師に健康について相談する場合においても、
面接指導実施医師は通常の患者と同じように基本的事項から丁寧に説明し、管理



者や産業医等と連携して対応する
面接指導対象医師が自分の健康情報をどのように取り扱いたいかについて必ず確
認する
図 7-1 には、医師から自分自身の健康について相談された際の対応例を示した

図 7-1 専門職である医師から、医師自身の健康について相談があった場合

99