参考資料1-1_長時間労働医師への健康確保措置に関するマニュアル(改訂版) (51 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_35532.html |
出典情報 | 医師の働き方改革の推進に関する検討会(第18回 10/12)《厚生労働省》 |
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睡眠時間と PVT の関係(Belenky, et.al., 2003)
3時間睡眠、5時間睡眠、7時間睡眠で7日間の睡眠制限を実施
し PVT を行ったものが図 2-7「慢性睡眠不足の影響(1)」である。
結果、睡眠時間が短いほど PVT から得られる反応遅延回数(ラプス
回数)の悪化を認め、この悪化は睡眠時間制限を継続している期
間、さらに悪化し続ける。つまり、睡眠不足は蓄積すると考えられ
る(睡眠負債)
さらに、7日間の睡眠制限を実施し、3日間、十分な睡眠(8時
間)に戻しても、必ずしも反応遅延回数の結果は正常レベルに戻ら
ない
本結果から、日々の睡眠不足は睡眠負債の原因となり、睡眠負債が著明に蓄
積する前に十分な睡眠・休息を取るべきと考えられた
図 2-7 慢性睡眠不足の影響(1)
Belenky G, et al, J Sleep Res, 2003; 12: 1-12.を改変
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