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参考資料1-1_長時間労働医師への健康確保措置に関するマニュアル(改訂版) (108 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_35532.html
出典情報 医師の働き方改革の推進に関する検討会(第18回 10/12)《厚生労働省》
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事例1 やりとりの例
➢ 面接指導対象医師に就業上の措置が必要かどうかを判断するためには、面接指導に
おいて重要な項目を漏らさず聴取する必要がある
➢ そこで、長時間労働によって健康障害を生じるリスクを適切に把握するために面接
指導で聴取すべき重要な項目を適切な順序で列挙して、典型的な質問文を示す
➢ 個々の事例で必要な情報を聴取したのち、簡単なまとめを行って面接指導を終了と
する
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
➢ 対象者を出迎える場面
自己紹介
「よろしくお願いいたします。面接指導を担当する医師の○○と申します。」
面接指導対象になった理由を明確にする
「この度は先生の今月の時間外労働時間が 100 時間を超える恐れがあると
いう事で、長時間労働者を対象とする面接の対象になりました。」
➢ 面接指導における確認項目を聴取する場面
■勤務状況や業務過重性の把握
 超過勤務が一時的なものか慢性的に行われているのか尋ねる
「まず、勤務の状況に関してですが、今月の時間外が 100 時間近いという







のは、これは何か特別な理由があったのでしょうか?それとも先生は毎月
このくらい残業をされているのでしょうか?」
今後の見通しを尋ねる
「来月はどのくらいの残業になるか見通し等はありますか?難しい場合は、
数か月先の見通しでも構いません。」
勤務時間に関して、平均的な一日の詳細を尋ねる
「今月の勤務の状況に関してお伺いいたします。先生は毎日何時ごろ来ら
れて、何時ごろ病院を出られるのでしょうか?」
宿日直は医師に特徴的な勤務形態であるので、詳細に尋ねる
※宿日直許可のある宿日直の場合は、労働時間規制の適用にならないので、注意
深く質問し、実態を把握する必要がある。宿日直許可のない宿日直の場合は、翌
日必要になる勤務間インターバルが異なるため、宿日直許可の有無を管理者(事
務等)に確認するとよい。
「先生は宿日直をされていますか?また、その頻度はどのくらいでしょう
か?」
「休日の日直も含めての日数ですか?また、外病院の宿日直もされていま
すか?」
「それは病院には報告されていますか?」
「宿日直中はどの程度の業務量ですか?呼び出しはどの程度ありますか?」
「宿日直中は睡眠時間の確保はできていますか?」
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