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参考資料1-1_長時間労働医師への健康確保措置に関するマニュアル(改訂版) (120 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_35532.html
出典情報 医師の働き方改革の推進に関する検討会(第18回 10/12)《厚生労働省》
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(7)組織へのアプローチ(管理者、職場、上司への助言)
面接指導実施医師が産業保健職を兼ねる等経験が豊かな場合は、管理者や面接指導対
象医師の上司や診療チーム等の組織へのアプローチも考慮する
①管理者へのアプローチ
➢ 衛生委員会は労働者の健康障害の防止等について、事業者(管理者)に対し意見
を述べさせるため設置されており、面接実施指導による意見書の内容について衛
生委員会を通じて管理者に意見を述べることも重要である
➢ 面接指導を通じて人員不足や地域の診療体制の大きな問題等が明らかになる場合
もあり、意見書を通じ管理者に報告する











② 面接対象医師の上司や診療チーム
面接指導対象医師は、自身が所属する診療科長や上司の指示のもと、仕事の内容
や進め方を決めていることが多いため、面接指導対象医師の所属部門長や診療チ
ームに、勤務環境改善に関心を持ってもらうことが重要である
面接指導実施医師が、事前の情報収集等により面接指導対象医師の所属部門長と
関係性が築けている場合は、直接意見することも選択できるが、そうで無い場合
は意見書により管理者等を通じて意見する
医師の健康管理を具体的に進めるためには、医師の専門性を考慮しつつ、働きや
すく安全で、健康に、医師が成長できる職場環境づくりを支える具体的な取組を
複数準備することが重要である
図 7-3 には米国メイヨークリニックの「燃え尽き症候群を減らすための職場風土
の改善への取組み」の解決視点の例を示した。また以下の観点も重要である
 業務の量・質、業務の効率
 労務管理
 勤務時間制
 健康管理
 ワーク・ライフ・バランス等
図 7-3 に関連するような改善視点のうち、組織やチームとしての取り組みの情報
を提供できると有用かもしれない

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