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参考資料1-1_長時間労働医師への健康確保措置に関するマニュアル(改訂版) (89 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_35532.html
出典情報 医師の働き方改革の推進に関する検討会(第18回 10/12)《厚生労働省》
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(2)面接指導に要する時間(10~40 分程度)
➢ 長時間労働医師への面接指導に要する時間は下記のように推定される
➢ 「労働者の疲労蓄積度自己診断チェックリスト(2023 年改正版)」、「睡眠負債の
状況を評価する質問紙」等は、事前に記入してもらう等しておくと面接指導の
時間を短縮できる
1~3分

チェックリストの確認・自己紹介

5~30 分

面接指導(措置不要となる場合には5分程度を想定)

2~10 分

意見書作成

(3)面接指導の概要
➢ 勤務の状況の把握を第一の確認事項として、心身の状況(睡眠、疲労、基礎疾患
の有無)を面接するなかで聴取し、働き方と心身の状況の関連性を総合的に評価
して、意見書を作成する
➢ 顕在化した健康への問題は産業医等へ繋ぎ、長時間労働による健康障害等の発生
を予防的に対処する手立ての整理とその必要性の仕分けを行い、管理者等に意見
書として提案する
➢ 表 7-3 には、面接指導での確認事項の例を示した
表 7-3

面接指導での確認のステップ

○自己紹介(ラポール形成)
、診療業務への共感、ねぎらい
○客観的な勤務状況の確認(時間外・休日労働、宿日直)
○勤務の状況(診療科、担当業務、業務の満足度等)
○心身の状況(疲労蓄積、睡眠、その他の心身の状況)
○周囲のサポート(上司・同僚の支援不足、ハラスメント等)
○本人の希望、守秘の範囲の確認、意見書記載内容の確認等
⇒総合的に面談情報によって各部門との連携の要否を判断

(4)面接指導中のポイント
1)長時間労働医師への確認事項と評価のポイント
➢ 面接指導実施医師は、面接指導において、①勤務の状況、②睡眠負債の状況、
③疲労の蓄積の状況、④心身の状況等について確認する
➢ 医師の業務や働き方がバーンアウト(燃え尽き)の高リスクであることを踏ま
え、ワーク・エンゲイジメント(熱意・没頭・活力)とバーンアウト(燃え尽
き)の相違を念頭に置きつつ評価を行う
各項目の詳細について下記に述べる。なお、ワーク・エンゲイジメントとバーンアウ
トについては 2-(3)-1)も参照のこと
① 勤務の状況の確認


業務内容、時間外・休日労働、深夜勤務の頻度・時間、勤務間インターバ
ルの確保状況、代償休息の付与状況等を確認。勤務間インターバルと代償
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