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参考資料1-1_長時間労働医師への健康確保措置に関するマニュアル(改訂版) (98 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_35532.html
出典情報 医師の働き方改革の推進に関する検討会(第18回 10/12)《厚生労働省》
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2)面接指導での聴取や助言・保健指導の内容を検討する際のポイント







面接指導対象医師自身が感じる「いつもと異なる点」に着目
長時間労働の程度と理由(長時間労働解消の見込みの有無)
心理的な負担の状況
現在治療中の疾病や既往症の有無
主にメンタルヘルス不調と循環器疾患リスク評価を行う
高リスク者については産業医と連携することが重要

 面接指導対象医師の多くは、面接指導実施時も元気に見えることが予想
されるが、下記①「就業制限や医療機関紹介の必要性をうかがわせる状
況」に示す自覚症状等に留意する
複合的な負荷が医師の健康状態に影響を与えうることから、②「長時間
労働以外の負荷要因」も把握する

① 産業医との連携が必要となる、「就業制限や医療機関紹介の必要性をうかがわ
せる状況」
□ めまい、ふらつき、嘔気、冷感、微熱等の自律神経症状や生活に支障をきた
すような倦怠感・慢性疲労
□ 慢性的な疲労感が強く、労働意欲が喪失傾向である
□ うつ症状や睡眠障害が強く、日常業務の遂行に支障をきたしている
□ うつ病や不安障害等の精神疾患が疑われる
□ 希死念慮を疑わせる兆候がある
② 「長時間労働以外の負荷要因」
労働時間以外の負荷要因を下記に示す










不規則な勤務(緊急手術、患者急変等)
拘束時間
出張業務(頻度が多い、時差がある、宿泊を伴う等)
深夜勤務
人間関係のストレス(パワーハラスメント、アカデミックハラスメント等)
作業環境(暑熱、寒冷、騒音等)
精神的緊張を伴う業務
通勤時間・通勤方法
職業性ストレス要因(仕事のコントロール、仕事の要求度、仕事上の支援)

□ 努力と報酬のバランス
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