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参考資料1-1_長時間労働医師への健康確保措置に関するマニュアル(改訂版) (53 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_35532.html
出典情報 医師の働き方改革の推進に関する検討会(第18回 10/12)《厚生労働省》
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図 2-8 慢性睡眠不足の影響(2)

Van Dongen et al. Sleep. 2003; 15:117-26 を改変

②アクチグラフ
アクチグラフとは
➢ 申告された睡眠時間と真の睡眠時間には差がある (Smith et al., 2018)
 アクチグラフィ法は、四肢の動きを経時的に記録したもので、通常数日
から数週間連続で取得する
 よく用いられる装置は、手首、足首、腰等に装置を装着し3次元的な動
作を加速度で検出する
 覚醒度が高いと活動量が上昇し、覚醒度が低下すると活動量が低下、睡
眠に至ると活動量がほぼ 0 となることを利用して、客観的な睡眠時間に
関する情報を得ることが出来る
 このデータを基に、睡眠潜時 (sleep latency)、総睡眠時間(total
sleep time)等睡眠に関する情報が得られる
 アクチグラフのデータと本人の記録とを比較すると、アクチグラフのデ
ータの方が、睡眠潜時では 23 分短く、全睡眠時間は約 37 分長い情報が
得られることが報告されている
 また、ポリソムノグラフィのデータと比較すると、アクチグラフのデー
タが、全睡眠時間で約 10 分、睡眠潜時で約6分長い情報が得られる
 脳波等を取得していないため、ポリソムノグラフィのようなレム睡眠、
ノンレム睡眠あるいは、睡眠段階の情報を得ることは出来ない
 入院の必要が無く、長期かつ正確な評価が可能
 手軽な装置で測定・評価可能である点で優れた機器と考えられる
 本機器を用いて真の睡眠時間を正確に評価することが可能
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