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参考資料1-1_長時間労働医師への健康確保措置に関するマニュアル(改訂版) (131 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_35532.html
出典情報 医師の働き方改革の推進に関する検討会(第18回 10/12)《厚生労働省》
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2)医師労働時間短縮計画の項目例(勤務環境改善マネジメントシステム)
計画を実行するためには、PDCA サイクルを回して改善できるよう運用することが
効果的である。下記表 8-3 に例を示す。
表 8-3

医師労働短縮時間計画の項目例(勤務環境改善マネジメントシステム)

経営理念・方針
P
体制整備








D

評価と
計画
負担改善
支援
(治療)
医師個人
の健康

C/
A

評価・改善



法令順守

具体的な取組例
・組織の経営方針、トップによる宣言(医療人材に投資しま
す、等)、良質な睡眠確保優先、柔らかく多層で支える仕組みの
導入
・多職種による業務の棚卸し、プロジェクトチームの設置
・労働時間等設定改善委員会の設置、産業保健チームの見直し
・安全衛生委員会、医局会や看護部との既存委員会の活用
・組織の現状把握:労働管理状況のレビュー、労働時間把握、
改善を優先すべき診療科・医師の特定(労使による現状把握、
話し合いの場の設定、医師会チェックリストの活用、社労士の
活用、等)
・タスク・シフティング、医師の業務の見直し、勤務環境改善
・多層で支える長時間労働医師へのケアシステムの確立
・追加的健康管理/面接指導、教育研修の計画と実施
・安心して療養し、働き続けられる仕組み(仕事と病気の両立
支援)
・医師自身の睡眠確保と疲労回復措置
・医師の働きがいとモチベーション向上
・継続改善の仕組み
・行政による労働時間規制の枠組みの理解、勤務環境改善支援
センターの活用、医師会情報の共有、好事例の共有

(日本医師会 医師の働き方検討委員会「医師の働き方検討委員会 答申」
(令和 2 年 2 月)より一
部改変)

3)医療機関における産業保健機能の強化
➢ 管理者は、衛生委員会や院内の働き方改革に関する委員会等の場で医師をはじめ
とする医療スタッフの意見が反映できる体制を構築する
➢ 医療機関において、衛生委員会や産業衛生に関する資源が不足する場合は、病院
の規模に応じて、医療業務から独立した専属産業医や外部所属の嘱託産業医を選
任する等、産業保健体制を見直す
4)医療機関における労務管理体制の強化
➢ 管理者は医療従事者を雇用する職場として、表 8-4 の項目を中心に見直すこと
が求められる
➢ 必要に応じて社会保険労務士、医療コンサルタント等の支援を得ることを検討
する
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