参考資料1-1_長時間労働医師への健康確保措置に関するマニュアル(改訂版) (97 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_35532.html |
出典情報 | 医師の働き方改革の推進に関する検討会(第18回 10/12)《厚生労働省》 |
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バーンアウトを精査する意義は以下の通り
仕事の要求度-コントロールモデル、努力-報酬不均衡モデル等の職業性
ストレスモデルで測定される仕事の特徴(ストレス要因)が循環器疾
患、うつ病を含む精神疾患の発症、及び自殺死亡を予測する知見がある
(Dragano et al, 2017; Kivimaki et al, 2012; Madsen et al, 2017;
Milner et al, 2018)
労働時間に加え、ストレスが大きい仕事やその要因の聴取により、バー
ンアウトを防ぐための介入のヒントが得られる
バーンアウトのストレス要因については、職業性ストレス簡易調査票
(stress-check_j.pdf (mhlw.go.jp))で測定することができる。バー
ンアウトの評価については日本語版 BAT(BAT-J)が利用できる
元来、医師の仕事や働き方はバーンアウトの高リスクであることを踏まえ、ワー
ク・エンゲイジメント(熱意・没頭・活力)とバーンアウト(燃え尽き)の相違を
念頭に置きつつ評価を行う
図 2-10 再掲
➢
バーンアウトと関連する事項
休日日数※
睡眠時間※
当直及びオンコールの回数※
患者のクレーム※
ワーク・ライフ・バランスに欠けていること (Thomas, 2004)
完ぺき主義(医師に多い)は不安やバーンアウト、自殺に陥りやすくな
る脆弱因子として指摘されている(Myers and Gabbard, 2008)
※(日本医師会勤務医の健康支援に関する検討委員会, 2016)
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