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提案書09(1601頁~1801頁)医療技術評価・再評価提案書 (102 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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⑫提案される医療技術の海外における公的医療保険(医療
保障)への収載状況
※ 該当する場合、国名、制度名、保険適用上の特徴
(例:年齢制限)等

2)調べたが収載を確認できない

1)を選択した場合は、下の欄に詳細を記載。

特になし

⑬提案される医療技術の先進医療としての取扱い

d. 届出はしていない

⑭その他

消化器外科の術後合併症として頻度の高いである創部SSIの減少は術後患者QOLを向上し、医療資源の効率化に貢献する。医
療の質を向上させる意味でも価値のある提案だと考えている。
加えて、抗菌薬の適正使用にもつながることが期待できる提案である。

⑮当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等

連名要望学会以外でその他あれば記載ください。

1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ

消化器外科SSI予防のための周術期管理ガイドライン2018
日本外科感染症学会 消化器外科SSI予防のための周術期管理ガイドライン作成委員会
2018年12月1日発行

4)概要

日本の医療事情を反映した本邦独自のエビデンスレベル、その推奨度も盛り込まれた実践的ガイドラインである。
GRADE(Grading of Recommendations Assessment, Development and Evaluation)システムの作成手法に則り、各クリニカ
ルクエスチョンで、アウトカムごとにエビデンスの強さを決定し,推奨度を検討し、ガイドライン案を作成。2017年11月の
日本外科感染症学会学術集会における公聴会でのご意見、ならびに、2018年6月にパブリックコメントを実施。協力団体お
よび作成協力者からの外部評価を参考に2018年7月1 日と8 月3日にWGで改定を加え、その内容を学会のホームページ(HP)
に掲載するとともに2018年11月に刊行した。
第1章のSSIの定義、頻度、リスク因子から第7章の創傷管理まで、合計50のクリニカルクエスチョンで構成されている。そ
のうち本提案に関連するクリニカルクエスチョンとそのエビデンスレベルと推奨度は次のとおりである。
1. 術中の保温はSSI予防に有用か?:エビデンスレベル B/推奨度 2a
2. 創縁保護器具はSSI予防に有用か?:エビデンスレベル A/推奨度 2a
3. 抗菌吸収糸はSSI予防に有用か?:エビデンスレベルB/推奨度 2a

⑯参考文献1

1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
⑯参考文献2
4)概要

2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
4)概要

SSIを減少のためのRCT、準実験的研究とコホート研究のシステマティックレビューとメタアナリシス。ケアバンドルは標準
的な治療に比べてSSI減少に臨床的に重要な影響があることを示唆している。

1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ

Surgical site infection prevention bundle in elective colorectal surgery
L K Dixon et al.
J Hosp Infect. 2022 Apr;122:162-167

4)概要

大腸手術において抗菌縫合糸、2%クロルヘキシジンアルコールによる皮膚消毒、腹腔鏡手術における気腹CO2の加温による
ケアバンドルの研究。SSI発生率はバンドル前は27.4% (N = 208)に対しバンドル後は 12.5% (N = 184) (adjusted odds
ratio 0.38; confidence interval 0.21–0.67; P<0.001)であった.

1)名称

Introduction of a care bundle effectively and sustainably reduces patient-reported surgical site infection in
patients undergoing colorectal surgery

2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ

H F Dean et al.
J Hosp Infect. 2020 Jun;105(2):156-161.

4)概要

大腸手術においてクロルヘキシジン皮膚消毒、予防抗菌薬の4時間後追加投与、ダブルリング創縁保護材、トリクロサン
コート縫合糸による創閉鎖のケアバンドル。SSIは20%から 10% (P ≤ 0.0001)に下がった。

⑯参考文献4

⑯参考文献5

腹部手術を受けた246組の患者と心臓手術を受けた27組の患者。平均術後入院期間は20.7日長く、平均術後医療費はSSIなし
グループよりもSSIありグループで8,791ドル高かった。腹部手術を受けた患者の中で、SSIの発症により、平均入院期間が
17.6日延長され、平均医療費が6,624ドル増加した。心臓手術を受けた患者の中で、SSIは術後入院を平均48.9日延長し、術
後の医療費を平均28,534ドル増加した。
日本の医療制度では、腹部手術後のSSIの発症により、入院期間が2倍に延長され、術後の医療費が2.5倍に増加し、心臓手
術後のSSIの発症により、入院の4倍の延長を必要とし、医療費を6倍に増加する。
Do surgical care bundles reduce the risk of surgical site infections in patients undergoing colorectal
surgery? A systematic review and cohort meta-analysis of 8,515 patients
Judith Tanner PhD, et al.
Surgery. July 2015.158. 1. 66-77

1)名称
⑯参考文献3

Length of Stay and Cost for Surgical Site Infection after Abdominal and Cardiac Surgery in Japanese hospitals:
Multi-Center Surveillance
Shinya Kusachi, Nobuichi Kashimura, Toshiro Konishi, et al.
Surgical Infections Vol 13, 4 2012

※⑮については、1.の「主たる申請団体」および「上記以外の申請団体」以外に、提案される医療技術に関する研究、会合、論文発表等を実施している学会等
の関連団体や研究者等の名称を記載すること。

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