よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


提案書09(1601頁~1801頁)医療技術評価・再評価提案書 (159 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

1)名称
2)著者

肺癌診療ガイドライン
日本肺癌学会編

3)雑誌名、年、月、号、ページ

2022年版 Ⅱ.非小細胞肺癌(NSCLC)1外科治療
ト支援下肺葉切除

4)概要

CQ17.臨床病期Ⅰ期非小細胞肺癌に対して,胸腔鏡補助下肺葉切除を行ってもよいか?推奨 胸腔鏡補助下肺葉切除を行う
よう提案する。〔推奨の強さ:2,エビデンスの強さ:B,合意率:67%〕(以下は内容より一部抜粋)ランダム化比較試験を
含むメタアナリシスの結果、開胸手術と比較して胸腔鏡手術群のほうで有意に遠隔転移が少なく5年生存率も良好であったた
め,早期非小細胞肺癌患者に対してVATSによる肺葉切除術は適切な手技であると結論付けた。また別のメタアナリシスではⅠ
期非小細胞肺癌の手術例においてはVATS群は開胸群と比較して5年生存率でより長い予後,少ない合併症であることが判明
し,VATSは早期肺癌に対する治療として効果的で安全なアプローチであると結論された。臨床病期Ⅰ期以外の病期も含んだ別
のメタアナリシスでも同様に,術後合併症率やドレーン留置期間,入院期間,術中出血量においてVATS群は優れていたが,手
術時間は長い傾向がみられていた)。また同様の大規模メタアナリシスにおいては,33論文から合計61,633症例を含む解析を
行い,周術期死亡ハザード比0.64(95%CI:0.56-0.73),長期生存ハザード比0.88(95%CI:0.81-0.96)と有意にVATS群で
良好な成績が示されていた。

⑯参考文献2

1)名称
2)著者
⑯参考文献3

3)雑誌名、年、月、号、ページ
4)概要
1)名称
2)著者

⑯参考文献4

⑯参考文献5

3)雑誌名、年、月、号、ページ

1-8

臨床病期Ⅰ期非小細胞肺癌に対する胸腔鏡補助下肺葉切除,ロボッ

Is Thoracoscopic Pneumonectomy Safe?
Rohit K. Sahai, MD, Chukwumere E. Nwogu, MD, Sai Yendamuri, MD, Wei Tan, MA,
Gregory E. Wilding, PhD, and Todd L. Demmy, MD
Ann Thorac Surg 2009;88:1086 –92
胸腔鏡下肺全摘術32例と開胸肺全摘術35例の後方視的観察研究。入院期間の中央値は 胸腔鏡群で 5.0 日、開胸群で 6.0 日
であった (p= 0.28)。出血量の中央値に差はないが (325 対 300 mL、p= 0.52)、手術時間は胸腔鏡群が長かった (286 対
228 分、p < 0.01)。合併症や周術期死亡率には有意差を認めなかった。
Thoracoscopic Pneumonectomy An 11-Year Experience
Athar Battoo , MD ; Ariba Jahan ; Zhengyu Yang , MS ; Chukwumere E. Nwogu , MD ; Sai S. Yendamuri , MD , FCCP ;
Elisabeth U. Dexter , MD ; Mark W. Hennon , MD ; Anthony L. Picone , MD , FCCP ; and Todd L. Demmy MD , FCCP
CHEST 2014; 146(5): 1300 - 1309

4)概要

胸腔鏡下肺全摘術67例と開胸肺全摘術40例の後方視的観察研究。胸腔鏡群の方が1年後に無痛であった患者が有意に多かっ
た。 (53% 対 19%、P= .03)。臨床病期 III-IV期の全生存期間 (OS) の中央値は胸腔鏡群が長かった (42 か月 vs 13 か月、
P= .042)。

1)名称

Surgical Outcomes of Video-Assisted versus Open Pneumonectomy for Lung Cancer: A Real-World Study

2)著者

Jizhuang Luo, Chunyu Ji, Alessio Campisi, Tangbing Chen, Walter Weder, Wentao Fang

3)雑誌名、年、月、号、ページ

Cancers 2022, 14, 5683

4)概要

2013 年から 2020 年まで実施された、肺全摘術のうち胸腔鏡手術 105件と開胸手術 478件を傾向スコア・マッチング にて
解析した、単一施設の後ろ向き研究。ステージ pT2 腫瘍患者の場合、胸腔鏡下手術群の合併症発生率は、開胸群よりも有意
に低かった (7.6% 対 20.6%、p = 0.042)。平均在院日数は(5日 対 6日 P= .068)であった。

※⑮については、1.の「主たる申請団体」および「上記以外の申請団体」以外に、提案される医療技術に関する研究、会合、論文発表等を実施している学会等
の関連団体や研究者等の名称を記載すること。

1759