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提案書09(1601頁~1801頁)医療技術評価・再評価提案書 (95 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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医療技術評価提案書(保険既収載技術用)
整理番号

316205

※事務処理用

提案される医療技術名
申請団体名

乳房再建術(ゲル充填人工乳房によるもの)適応拡大
日本形成外科学会
33形成外科

主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科

16乳腺外科
関連する診療科(2つまで)
38その他(診療科名を右の空欄に記載する。)

提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した
医療技術の提案実績の有無



過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
場合、右欄も記
載する

提案当時の医療技術名

令和4年度

乳房再建術(ゲル充填人工乳房によるもの)適応拡大



追加のエビデンスの有無
診療報酬区分
診療報酬番号

再評価区分(複数選択可)


476-4
1-A

算定要件の見直し(適応)

1-B

算定要件の見直し(施設基準)

該当する場合、リストから○を選択

1-C

算定要件の見直し(回数制限)

該当する場合、リストから○を選択

2-A

点数の見直し(増点)

該当する場合、リストから○を選択

2-B

点数の見直し(減点)



該当する場合、リストから○を選択



項目設定の見直し

該当する場合、リストから○を選択



保険収載の廃止

該当する場合、リストから○を選択



新規特定保険医療材料等に係る点数

該当する場合、リストから○を選択



その他(1~5のいずれも該当しない)

該当する場合、リストから○を選択

「6

提案される医療技術の概要(200字以内)

日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会

その他」を選んだ場合、右欄に記載

本技術は乳癌術後・乳房良性腫瘍全摘後, 遺伝性乳癌卵巣癌症候群における予防的乳房切除のみに適応があるが、Poland症候群など先天性乳房欠
損や外傷後・熱傷後などの乳房欠損にも適応拡大を要望する。

文字数: 98

再評価が必要な理由

本技術は乳癌術後・乳房良性腫瘍全摘後、遺伝性乳癌卵巣癌症候群における対側乳房予防切除に保険適応され、それまで自家組織による再建しか
なかった乳癌術後乳房欠損の患者に多大な恩恵をもたらした。実際、乳房再建の症例はインプラントを用いた症例が年間6,000例と大幅に増加
し、患者のQOL向上に大きな貢献をしている。しかし、乳房欠損・変形の症例は乳癌のみならずPoland症候群など先天性乳房欠損や外傷後・熱傷
後などによるものもあり、患者の身体的・精神的負担は乳癌と同様である。しかしゲル充填人工乳房の保険適応は乳癌術後、乳腺腫瘍切除後に限
られ前記の疾患には適応されていない。前記の疾患にもゲル充填人工乳房の適応拡大を要望する (新規追加文献には*)。

【評価項目】

①再評価すべき具体的な内容
(根拠や有効性等について記載)

②現在の診療報酬上の取扱い
・対象とする患者
・医療技術の内容
・点数や算定の留意事項

(ここから)外保連試案データ--------------------------外保連試案費用(人件費+償還できない材料等):251,592円
外保連試案2022掲載ページ:188-189
外保連試案ID(連番):S91-0178200
技術度:C 医師(術者含む):2 看護師:2 その他:0 所要時間(分):120
------------------------------------------------------------------(ここまで)
Poland症候群は出生数20,000から80,000に一例といわれており、日本の現在の出生数は約100万人であり年間に発生する人数は50名程度と考えら
れる. 男女比は1:3であり変形の顕著となる女児の出生は年間40名弱と考えられる。手術は思春期の性徴期に乳腺の発達により乳房の発育する時
期に主に行われる。また熱傷患者数のうち入院数は年間7,000人(平成26年傷病分類 厚労省)、この中に女児への胸部への植皮が含まれ、将来
の瘢痕による胸部の発育障害が予想される症例もある。現在の保険収載されている治療は動脈(皮)弁または筋(皮)弁、遊離皮弁であるが、身
体の他部位に創をつくることから患者の心理的、肉体的負担が大きい。ゲル充填人工乳房は乳癌または乳腺腫瘍切除後の乳房欠損に使用され、保
険適応となっており、患者に多大な恩恵をもたらし、乳房再建数の著しい増大をもたらした。同一の状況であるPoland症候群などの先天性乳房欠
損、熱傷などの外傷による乳房欠損にも本技術を適応拡大することにより、患者への恩恵が見込まれる。

対称とする患者:乳癌および乳腺腫瘍切除後乳房欠損、遺伝性乳癌卵巣癌症候群の対側乳房切除
技術内容:ゲル充填人工乳房を用いた乳房再建術(乳房切除後)
点数:25,000 乳腺腫瘍に対する乳房切除術又は乳腺悪性腫瘍手術後の乳房再建術にゲル充填人工乳房を用いた場合に限り算定。


診療報酬区分(再掲)
診療報酬番号(再掲)

476-4

医療技術名

乳房再建術(ゲル充填人工乳房によるもの)

1695