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提案書09(1601頁~1801頁)医療技術評価・再評価提案書 (124 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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1)名称

A Review of Short Bowel Syndrome Including Current and Emerging Management Strategies

2)著者

Colleen B. Flahive, Monique Goldschmidt 、Ethan A. Mezoff

3)雑誌名、年、月、号、ページ

Current Treatment Options in Pediatrics、2021、7、P1-16

4)概要

腸管不全の治療は複雑であり、栄養、成長、肝機能、血管の開存性、骨、感染リスク、神経症状、生活の室など様々な考慮すべき項目がある。腸
管リハビリテーションの目的として、脂肪製剤の最小化とオメガベンやSMOF脂肪製剤などのぢ亜替え脂肪製剤は肝機能障害を軽減させた。また、
グルカゴン様ペプチド2の類似体であるテヂュクルチドは腸の順応性を促進させ、新規治療として有望であった。このように治療を総合的に評価
する研究が、さらに腸管の順応性を得ることに役立つと考える。

1)名称

多職種による小児腸管リハビリテーション:海外施設での試み

2)著者

長谷川利路

3)雑誌名、年、月、号、ページ

日本小児外科学会誌、2020,10月、56-6、P1037-1045

4)概要

腸管不全は小児に多い短腸症候群や機能障害等による吸収障害で、水分・栄養状態,成長維持に長期の静脈栄養を要するが、カテーテル感染症、
血栓閉塞、腸管不全関連肝障害等により予後は不良である。欧米を中心に 1980 年頃から腸管不全患児に対して腸管リハビリテーションプログラ
ム(IRP)が発足した。小児外科医、小児消化器内科医、看護師、栄養士、薬剤師等による多職種チームにより、カテーテル管理、栄養管理、薬
剤療法、外科的手術、小腸移植の適応等を討論し治療に進む。欧米 5 施設において IRP 導入後には導入前に比し、生存率、カテーテル感染,静
脈栄養への依存度、肝障害が改善している。IRP を有する欧米の施設において、腸管不全患児の生存率 7395%、静脈栄養離脱 29~60.8%、小腸
移植施行率 5.4~25%である。多職種チームによる腸管リハビリテーションプログラムは,腸管不全患児における腸管順応を獲得するのに重要な
役割を果たす。

1)名称

小腸機能障害のリハビリテーション

2)著者

若林秀隆

3)雑誌名、年、月、号、ページ

The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine、2016,53-11,P855-859

4)概要

腸管リハビリテーションの目的は、消化管粘膜の増殖を促し、消化吸収能を増加させ、経静脈栄養から経腸栄養、経口摂取へと栄養投与経路を移
行させることである。狭義の腸管リハビリテーション=腸管機能改善といえる。一方、広義の腸管リハビリテーションは、小腸機能障害のある患
者の機能、活動、参加を最大限高めることといえる。小腸機能障害では低栄養やサルコペニアを認めることが多いため、腸管リハビリテーション
栄養の考え方が広義の腸管リハビリテーションに有用である。小腸機能障害では、加齢、活動、栄養、疾患といったサルコペニアの原因を複数,
認めることがある。サルコペニアの治療はその原因によって異なるため、サルコペニアの原因を多職種で評価して介入すべきである。

1)名称

腸管リハビリテーション

2)著者

朝川貴博, 鍋谷圭宏, 飯島正平, 大石英人, 大原寛之, 合田文則, 児玉佳之, 斎藤長徳, 白木亮, 田妻進, 寺島秀夫, 福浦久美子, 水谷雅臣, 矢
賀進二, 山下芳典, 梶谷伸顕

3)雑誌名、年、月、号、ページ

JSPEN、2019,1、P53-56

4)概要

腸管リハビリテーションとは、腸管不全の患者に対して残存する腸管機能を回復させ、静脈栄養管理から離脱できるよう段階的・集学的に行う治
療プログラムの総称である。腸管不全は、腸管大量切除に伴い必要な腸管機能がなくなる短腸症候群(short bowel syndrome:以下、SBS と略、
器質的な腸管不全)とヒルシュスプルング病やその類縁疾患あるいは炎症性腸疾患のような蠕動、消化、吸収などの機能障害による腸管不全に分
けられる。それぞれの病態にもよるが長期間の静脈栄養管理を余儀なくされることでカテーテル関連血流感染症(catheter-related blood
stream in fection:以下、CRBSI と略)や腸管機能不全合併肝障害(intestinal failure associated liver dis ease:以下、IFALD と略)と
いった致命的となり得る合併症の発症が危惧される。そのためこれらを予防する観点においても積極的な経腸栄養管理が大きく予後を左右すると
考えられ、内科的・外科的にさまざまな腸管リハビリテーションの試みが行われている。

⑭参考文献2

⑭参考文献3

⑭参考文献4

⑭参考文献5

※⑬については、1.の「主たる申請団体」および「上記以外の申請団体」以外に、提案される医療技術に関する研究、会合、論文発表等を実施している学会等の関連団体や研
究者等の名称を記載すること。

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