提案書09(1601頁~1801頁)医療技術評価・再評価提案書 (196 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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プレーンテキスト
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【技術の概要】
【既存の治療法との比較】
気管支・経気管支の肺組織を凍結させて採取する。
従来の鉗子生検と比較して
気管支鏡の鉗子口よりクライオプローブを挿入し、鏡視下あるいは透
視下で目的の部位まで誘導する。(写真A)プローブ先端を冷却し、接
触した組織を凍結させる。(写真B)気管支鏡ごとプローブを抜去、生
理食塩水等に浸漬して凍結した検体を解凍する。(写真C)プローブを
気管支鏡より引き抜き、気管支鏡を再挿入し、出血の有無を確認する。
A
B
•
サイズの大きい検体を採取可能:面積換算で約7.5倍
•
組織に圧力を加えないため、挫滅の少ない検体を採取可能(写真E)
•
プローブ側面でも凍結させられるため、接線方向の組織も採取可能。
(写真F)
•
高い診断率:海外多施設研究では鉗子生検85.1%に対し、クライオ生検で
は95.0%
•
気管支鏡ごとプローブを抜去するため、止血対策がより重要となる。
E
C
D
F
鉗子
クライオ
外科的肺生検と比較して
•
採取した検体
【対象疾患】
間質性肺疾患、および肺腫瘍が疑われる症例。特に外科的肺生検の適
用が困難な症例。異物除去。
患者への侵襲が少ないため、高齢の患者や、肺の状態が悪く手術の適応と
ならない患者に対し、外科的肺生検よりも低侵襲で組織採取が可能。
【診療報酬上の取り扱い】
D検査
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