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提案書09(1601頁~1801頁)医療技術評価・再評価提案書 (201 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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全肺洗浄術:Whole lung lavage (左肺洗浄時)
下図のように左肺を洗浄回路に繋ぎ洗浄し、右肺を人工呼吸器に繋ぎ換気する。
注入と排液を20回程度繰り返す。
・1963年に初めて報告される。
・2002年にn=146のメタアナライシスが
報告され、全肺洗浄術での生存率改
善が示唆された(p=0.04)。
・2016年に世界14カ国20施設よりアン
ケートの集計が行われた結果、1/3の
症例で繰り返しの全肺洗浄術が必要
であり、1例につき平均2.5回程度行
われていた。
・2022年に新たに出た日本呼吸器学会
のガイドラインでも推奨されている治療
法である.
・侵襲性の高い手技であるが、効果的
かつ基本的には安全に施行できる。

長時間、多くの人員を要する手技であるにも関わらず、低侵襲で
簡便な気管支肺胞洗浄(BAL)検査と同程度の非常に低い点数と
なっており、外保連試案と大きな乖離がある状態が続いています。

・施設の経験度および洗浄液量による
効果の違いは存在せず、専門施設で
あれば同等の効果が見込まれる。

1801
Akasaka et al. Am J Physiol Lung
Cell Mol Physiol 2014改変.