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提案書09(1601頁~1801頁)医療技術評価・再評価提案書 (84 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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K939-9

切開創局所陰圧閉鎖処置機器加算 適応拡大-ハイケアユニット入院管理料の追加(施設基準)

SSIの定義


手術部位感染(Surgical Site Infection: 以下
SSI)は医療関連感染の1つであり、切開創だ
けではなく、手術操作が及ぶ臓器/体腔に発
生する感染と定義され、発生した部位により右
図のように分類される。1)

創部SSI発生率2)

創部SSI発生率

消化器外科系

心臓血管外科系

Overall

7.2%

1.7%

4.2%
参照:2)JANIS SSI部門2021年 年報より

参照:1)消化器外科SSI予防のための周術期管理ガイドライン2018

医療技術の概要


手術部位感染(Surgical Site Infection、以下SSI)発生リスクの
高い患者の術後縫合創に対して「切開創治療用局所陰圧閉鎖療法
(Closed Incision Negative Pressure Therapy、以下
ciNPT)」を用いて持続的な陰圧を負荷しながら閉鎖環境を維持し、
創縁同士を引き寄せ固定し、滲出液等を除去することで、SSIの発生リ
スクを軽減する。
対象患者と臨床上の課題





2021年3月に関連10学会が共同で、厚生労働省保険局医療課 課
長宛に「切開創SSI予防に対する局所陰圧閉鎖処置( NPWT )機
器の適正使用 に対する意見書(以下:学会意見書)」送付している。
その様な中、術後SSIの予防のためのciNPTが、2021年3月1日(薬
事承認番号:30100BZX00020000 販売名:PREVENA切開
創管理システム)、2021年6月1日(薬事承認番号:
22600BZX00226000 販売名:PICO創傷治療システム)に本邦
で初めて保険適用となった。
2022年4月1日付で「CDC手術創クラスIII, IVのみの適用からCDC
手術創クラス I, II, III, IV」への使用に適用が拡大した。しかしながら、
上述の学会意見書において示している、SSI発生リスクの高い患者及び
管理料算定条件と保険適用上の対象に、いまだ差異が生じており、本
来使用の対象とするべきリスクの高いハイケアユニット入院管理料
を追加し、患者への適用を求める。

切開創局所陰圧閉鎖処置機器の概要

創縁同士を
引き寄せて保持1

滲出液や感
染性物質を
除去

密閉環境によ

外部汚染源か

創部を保護

-125 mmHgの
連続的陰圧を
付加

外側への張力や
縫合糸/ステープ
ルにかかる抗張力
をを減少1

手術前の創部
1684

胸骨デブリドマン

SSI発生リスクの高い患者の術後縫合創に対して
ciNPTを用いて持続的な陰圧を負荷しながら閉鎖
環境を維持することで、早期に創部の圧着を促す。
同時に滲出液等を除去することで皮膚の浸軟を低
減し、創面を清潔に保ちつつ、密閉環境によって外
部からの汚染を保護することで、SSI感染を予防し
重篤化を防ぐ。

メーカー提供資料より抜粋

術後の閉鎖創

貼付時

術後21日目フォローアップ

胸部感染症修復術後症例:メーカー提供資料より抜粋