提案書09(1601頁~1801頁)医療技術評価・再評価提案書 (19 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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「ロボット支援下弁置換術(1弁)」
【既存の治療法との比較】
1.胸骨正中切開手術との比較
【技術の概要】
胸骨を切開しないため皮膚切開長が短く、
術後疼痛や出血の軽減が期待される。
ロボット支援下弁形成術の技術を応
用し人工弁置換術を行う。
2.胸腔鏡下弁手術との比較
【対象疾患】
・高精度3Dカメラによる解像度の高い視野
・精緻に運動できるロボットアーム
→精密で確実な手術操作が可能
・僧帽弁閉鎖不全症 / 狭窄症
・三尖弁閉鎖不全症 / 狭窄症
・大動脈弁閉鎖不全症 / 狭窄症
・肺動脈弁閉鎖不全症 / 狭窄症
対象患者は年間約100名*と見込まれる。
*海外の報告では入院期間が短縮され、術
後心房細動や胸水貯留などの合併症も軽
減されたと報告されている。
*2022年の海外実績(ロボット支援下僧帽弁置換術):
米国 200例(人口約3.4億人)、トルコ 100例(人口約
0.9億人)をもとに本邦人口 1.3億人として算出。
3.ロボット支援下弁形成術の不成功時の対応
弁形成術が困難な際にシームレスに弁置換
術に移行できるメリットを有する。
【診療報酬上の取扱】
・K手術
・274,763点
Console術者
Patient術者
Vision cart
高精度3Dカメラ画像
ロボットアームによ
る精緻な運針
1619
胸腔鏡下弁置換術 (K555-3-1): 115,500点
ロボット支援下弁形成術 (K554-2-1): 109,860点
上記と比較して、より多くのロボット手術に精通した人員、
機材が必要である。