提案書09(1601頁~1801頁)医療技術評価・再評価提案書 (177 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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整理番号
321204
※事務処理用
提案される医療技術名
申請団体名
肺悪性腫瘍手術(気管支形成を伴う肺切除)(胸腔鏡下)
日本呼吸器外科学会
14呼吸器外科
主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科
00なし
関連する診療科(2つまで)
00なし
提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した
医療技術の提案実績の有無
有
過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
場合、右欄も記
載する
提案当時の医療技術名
令和4年度
肺悪性腫瘍手術(気管支形成を伴う肺切除)(胸腔鏡下)
無
追加のエビデンスの有無
診療報酬区分
診療報酬番号
再評価区分(複数選択可)
K
514-2 4
1-A
算定要件の見直し(適応)
該当する場合、リストから○を選択
1-B
算定要件の見直し(施設基準)
該当する場合、リストから○を選択
1-C
算定要件の見直し(回数制限)
該当する場合、リストから○を選択
2-A
点数の見直し(増点)
○
2-B
点数の見直し(減点)
該当する場合、リストから○を選択
3
項目設定の見直し
該当する場合、リストから○を選択
4
保険収載の廃止
該当する場合、リストから○を選択
5
新規特定保険医療材料等に係る点数
該当する場合、リストから○を選択
6
その他(1~5のいずれも該当しない)
該当する場合、リストから○を選択
「6
提案される医療技術の概要(200字以内)
その他」を選んだ場合、右欄に記載
気管支形成術は、中枢気管支に直接浸潤もしくは転移リンパ節が浸潤した局所進行肺癌に対して施行される術式である。根治性の確保と片側肺全
摘を回避による肺機能の温存が利点で、ガイドラインでも推奨されている(参考文献1)。気管支形成術は高難度手技であるため、従来は開胸手
術で行われてきた。しかし近年は胸腔鏡手術の普及ならびに医療技術水準の発展に伴い、胸腔鏡下に実施する施設が増加している。
文字数: 190
再評価が必要な理由
気管支形成を伴う肺切除術は、肺悪性腫瘍が肺門部に浸潤し進行している場合に対象となるため、①肺葉切除術のうえに気管支を形成し再建する
術式であること、②気管支の形成には縫合手技が必要であることから、技術的に「肺葉切除又は1肺葉を超えるもの(K514-2 3およびK514 3)」
よりも難易度が高い。開胸の場合には「肺葉切除又は1肺葉を超えるもの K514 3」が(72,640点)で、「気管支形成を伴う肺切除 K514 6」は
(80,460点)と、より高い点数が反映されている。一方、胸腔鏡下に実施する場合は、開胸よりもさらに難易度が高いにも関わらず、「胸腔鏡下
肺悪性腫瘍手術 肺葉切除又は1肺葉を超えるもの K514-2 3(92,000点)」よりも、「胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 気管支形成を伴う肺切除
K514-2 4」は(81,420点)と低い点数が定められている。気管支形成を伴う肺切除術についても、胸腔鏡手術は開胸手術と比較して根治性は劣ら
ず、低侵襲性で優れていると報告されていることも踏まえ(参考文献2)、「胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 肺葉切除又は1肺葉を超えるもの K5142 3(92,000点)」を維持しつつ、「胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 気管支形成を伴う肺切除 K514-2 4」は(92,000点)以上の高い点数が妥当と考
えられる。
【評価項目】
①再評価すべき具体的な内容
(根拠や有効性等について記載)
②現在の診療報酬上の取扱い
・対象とする患者
・医療技術の内容
・点数や算定の留意事項
(ここから)外保連試案データ--------------------------外保連試案費用(人件費+償還できない材料等):1,215,348円
外保連試案2022掲載ページ:182-183
外保連試案ID(連番):S93-0191050
技術度:D 医師(術者含む):3 看護師:2 その他:0 所要時間(分):360分
------------------------------------------------------------------(ここまで)
外保連試案ID S93-0191050 肺悪性腫瘍手術(気管支形成を伴う肺切除)(胸腔鏡下) 点数
外保連試案ID S82-0191000 肺悪性腫瘍手術(気管支形成を伴う肺切除) 点数 120,099
121,535
対象患者:以下の要件を満たす肺悪性腫瘍の患者
・生検もしくは術前の画像検査で肺癌と診断されていること。
・局所進行の肺悪性腫瘍で、気管支形成術により肺機能が温存され、かつ治癒切除が期待できること。
・術前の血液生化学検査、呼吸機能検査、循環機能検査で、耐術可能と判断されること。医療技術の内容:全身麻酔・分離肺換気下に、胸腔鏡手
術にて肺切除と気管支形成術およびリンパ節郭清を行う。術中に対処困難なトラブルが生じた際には、開胸手術に移行する。通常の経過であれ
ば、術後1週間程度で退院可能となると予想される。点数や算定の留意事項:現行ではK514-2 4 81,420点を請求する。
K
診療報酬区分(再掲)
診療報酬番号(再掲)
514-2 4
医療技術名
胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術
気管支形成を伴う肺切除
1777