提案書09(1601頁~1801頁)医療技術評価・再評価提案書 (55 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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整理番号
※事務処理用
提案される医療技術名
申請団体名
主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科
316101
皮膚良性腫瘍摘出術・皮下良性腫瘍摘出術・露出部、長径8cm以上
日本形成外科学会
33形成外科
23皮膚科
関連する診療科(2つまで)
13外科
提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した医
療技術の提案実績の有無
有
過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
場合、右欄も記 提案当時の医療技術名
載する
令和2年度
皮下良性腫瘍摘出術・露出部、長径8cm以上
有
追加のエビデンスの有無
提案される医療技術の概要
(200字以内)
先天性巨大母斑、膿皮症、脂肪腫などの疾患では、露出部での腫瘍の大きさが8cmを超えるものは珍しくない。露出部であ
るため整容的問題や解剖学的に単純に切除縫合することは不可能である。腫瘍を切除後被覆するためには、数回の分割切
除、植皮術、皮弁形成術などの手術手技を必要とする。
文字数: 135
対象疾患名
保険収載が必要な理由
(300字以内)
先天性巨大母斑、膿皮症、粉瘤等
巨大母斑・膿皮症、脂肪腫などの疾患では腫瘍の大きさが8cmを超えるものは珍しくない。現在までは、保険に収載されて
いる項目は露出部では、腫瘍の大きさが1)2cm未満、2)2cmから4cm未満、3)4cm以上の3項目であった。腫瘍の大きさが
8cmを超える疾患では、切除のみでなく、切除後の被覆が必要となり、植皮術、皮弁形成術などの手術手技が必要となる。
そのため手術時間の延長、出血量の増加、医師数(術者、助手)の増加など大きく異なってくる。そのため、1)2cm未満、
2)2cmから4cm未満、3) 4cm以上を細分化し、3)4cmから8cm未満、4)8cm以上の項目を新設したい。
文字数: 288
【評価項目】
①提案される医療技術の対象
・疾患、病態、症状、年齢等
先天性巨大母斑、膿皮症、粉瘤、脂肪腫等などの疾患は、生後(先天性)から各年齢層にみられ、膿皮症や粉瘤では感染を
おこすことも多く、長期の抗生物質等の内服や点滴が必要となる。
②提案される医療技術の内容
・方法、実施頻度、期間等
(具体的に記載する)
原則手術による切除を行う。通常1回の手術であるが、特に露出部で腫瘍が大きい疾患(巨大母斑、良性対称性脂肪腫症な
ど)では、数回の手術が必要となる症例も見られる。時に再発があるため、数年単位での経過観察も必要である。
区分
③対象疾患に対
して現在行われ
ている医療技術
(当該医療技術
が検査等であっ
て、複数ある場
合は全て列挙す
ること)
K
番号
医療技術名
K005、013、013-2、014、014-2、015、016、017、022
皮膚・皮下腫瘍摘出術、植皮術、皮膚移植術、皮弁形成術、組織拡張器による再建手術
既存の治療法・検査法等の内容
巨大母斑・膿皮症、脂肪腫などの疾患では腫瘍の大きさが8cmを超えるものは珍しくない。現在までは、保険に収載されて
いる項目は露出部では、腫瘍の大きさが1)2cm未満、2)2cmから4cm未満、3)4cm以上の3項目であった。腫瘍の大きさが
8cmを超える疾患では、切除のみでなく、切除後の被覆が必要となり、植皮術、皮弁形成術などの手術手技が必要となる。
そのため手術時間の延長、出血量の増加、医師数(術者、助手)の増加など大きく異なってくる。
④有効性・効率性
・新規性、効果等について③との比較
・長期予後等のアウトカム
⑤ ④の根拠と
なる研究結果等
研究結果
巨大母斑や粉瘤は、良性疾患であるが将来、悪性化の報告があるため手術による切除・摘出術が第一選択である。現在行わ
れている既存の手術である。手術により悪性化の予防につながる。
Gosainらの報告、朴らの報告があり、乳児期に開始した治療の有効性や数回の手術の必要性、特に先天性巨大母斑は悪性化
の懸念もあり切除の必要などを示している。
2a
ガイドライン等での位置づけ
年間対象患者数(人)
⑥普及性
国内年間実施回数(回)
※患者数及び実施回数の推定根拠等
ガイドライン等での記載あり(右欄に詳細を記載す
る。)
100
100
形成外科データーベースから推定
1655
グレードC1:整容の改善、精神的負担の軽減等のため手術が必
要。