提案書09(1601頁~1801頁)医療技術評価・再評価提案書 (149 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
Robotic Versus Video-assisted Lobectomy/Segmentectomy for Lung Cancer. A Meta-analysis.
Liang H, Liang W, Zhao L, Chen D, Zhang J, Zhang Y, Tang S, He J.
Annals of Surgery 2018, 268, 254–259.
4)概要
オンラインデータベースから包括的に検索し、14の研究の分析で計7438人の肺癌患者で、ロボット支援肺葉切除術/区域切除
術 (RAL/S) の安全性/有効性を、胸腔鏡下肺葉切除術/区域切除術 (VAL/S) と比較したところ、30 日間の死亡率および開胸
手術への転換率は、RAL/S を受けた患者で有意に低かった。手術時間、入院期間、チューブ留置期間は同等で、RAL/S が実現
可能でVAL/S の安全な代替手段であった。
1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
Robotic Lobectomy and Segmentectomy.
Wei B, Cerfolio RJ.
Surgical Clinics of North America, 2017, 97, 771–782.
4)概要
ロボット(RATS)による肺葉切除術と区域切除術は、迅速かつ術式の移行は低く安全な手術である。周術期合併症発生率と死亡
率は 従来の胸腔鏡手術(VATS) 葉切除/区域切除と同様で、開胸による肺切除と比較し改善された。血管損傷はまれである。
ロボット肺葉切除術の長期腫瘍学的転帰は、VATSおよび開胸葉切除術と同等であった。適切な訓練と経験があれば、ロボット
手術は、呼吸器外科医の基本的な装備の一部になる。特に、RATS区域切除術は、100 人の患者で、手術時間中央値88分、術式
移行7%、30日および 90日の死亡率はいずれも0%で、約20例の経験で技術の習得が可能である。
1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
Robotic versus thoracoscopic lung resection. A systematic review and meta-analysis.
Emmert A, Straube C, Buentzel J, Roever C.
Medicine 2017, 96, 35(e7633).
4)概要
ロボット手術 (RATS) は、肺切除術 (肺切除術、肺葉切除術、区域切除術) において胸腔鏡手術 (VATS) と同等に効果的であ
る。このメタ分析では、肺癌、転移性肺腫瘍、良性肺病変で、RATS(3375 人) または VATS (58,683 人)を受けた患者の
手術時間、死亡率、ドレナージ期間、入院期間した。手術時間に有意差はなし、RATS がドレナージ期間と入院期間が短く、
死亡率も低かった。RATS は肺切除に適した低侵襲手術であり、VATS に代わる適切な方法である。
1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
Robotic and video-assisted thoracic surgery lung segmentectomy for malignant and benign lesions.
Demira A, Ayalpb K, Ozkana B, Kabab E, Tokera A.
Interactive CardioVascular and Thoracic Surgery 2015, 20, 304–309.
4)概要
ロボット手術 (RATS)と胸腔鏡手術 (VATS)による肺区域切除を前向きに記録されたデータベースを用い比較した。2007 年 5
月から 2014 年 7 月の間に、合計 99 人の患者が 2 つの施設で RATS ( 34人) および VATS ( 65人) の肺区域切除術を受け
た。悪性腫瘍患者は 76 人、良性疾患患者は 23 人であった。RATS の平均操作時間が長く、ドレナージの平均期間は、RATS
とVATS で同様、RATS の術後滞在期間は1.5日短った。RATS と VATS の肺区域切除術は、罹患率と死亡率は同等であった。
1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
Robotic lung segmentectomy for malignant and benign lesions.
Toker A, Ayalp K, Uyumaz E, Kaba E, Demirhan Ö, Erus S.
Journal of Thoracic Disease 2014, 6, 937-942.
4)概要
ロボット支援胸腔鏡手術による肺区域切除術を受けた21人の患者うち悪性肺疾患の患者は 15人(75%)、良性肺疾患の患者は6
名であった.開胸手術への転換はなかった。
術後合併症は 4 人の患者で認めた。平均コンソール操作時間は 84分、でした。
胸腔ドレナージの平均期間は3日、平均術後入院日数は4日であった。悪性および良性病変に対するロボット支援胸腔鏡下区域
切除術は、実用的で安全であり、合併症がほとんどなく、術後入院も短かった。
⑯参考文献1
⑯参考文献2
⑯参考文献3
⑯参考文献4
⑯参考文献5
※⑮については、1.の「主たる申請団体」および「上記以外の申請団体」以外に、提案される医療技術に関する研究、会合、論文発表等を実施している学会
等の関連団体や研究者等の名称を記載すること。
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