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提案書09(1601頁~1801頁)医療技術評価・再評価提案書 (191 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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概要図イメージ

「気管支鏡下術前肺マーキング」

【技術の概要】

【既存の治療法との比較】

術前に気管支鏡を用いて肺内にマーキングを行い、
腫瘍位置を同定し過不足のない肺切除を支援する。

従来のCTガイド下経皮穿刺マーキングと比較して

手術前(当日~前々日)に透視下気管支鏡下にカ
テーテル(写真A・B)を用いて、インジゴカルミンなど
の色素を胸膜直下に噴霧する。手術時には色素を
肺表面に確認して適切に肺切除を施行(写真C)。

A

カテーテルからの色素注入

• 合併症発生率が有意に低く、致命的ともなり得る空気
塞栓の報告がない。

合併症発生率

B

CTマーキング 気管支鏡下マーキング
(N=83)
(N=83)

• 局所再発率が有意に低い。

透視下のカテーテル
確認(矢印)



D

Propensity score
マッチング後の
累積局所再発率

CTマーキング
気管支鏡下マーキング

気管支鏡下マーキング
CTマーキング

(別添資料4より一部改変して引用)

色素マーキング
スリガラス様陰影の肺癌

【対象疾患】
術中に触診、病変位置の同定が困難な肺病変、適
切な切除マージンの確保が困難な肺病変(例:スリ
ガラス様陰影を呈する肺癌、上写真D)。

【診療報酬上の取り扱い】
本手技はD415 経気管支肺生検法 (4,800点)に類似した手
技であり、さらにガイドシース法(500点)、消化管内視鏡の粘
膜点墨法(60点)に類似した技術を組み合わせた手技である
ことから、5,623点程度の技術料が妥当と考える。
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