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提案書09(1601頁~1801頁)医療技術評価・再評価提案書 (34 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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概要図

「ロボット支援下弁置換術(2弁)」
【既存の治療法との比較】
1.胸骨正中切開手術との比較

【技術の概要】

胸骨を切開しないため皮膚切開長が短く、
術後疼痛や出血の軽減が期待される。

ロボット支援下弁形成術の技術を応
用し人工弁置換術(2弁)を行う。

2.胸腔鏡下弁手術との比較

【対象疾患】

・高精度3Dカメラによる解像度の高い視野
・精緻に運動できるロボットアーム
→精密で確実な手術操作が可能

・僧帽弁閉鎖不全症 / 狭窄症
・三尖弁閉鎖不全症 / 狭窄症
・大動脈弁閉鎖不全症 / 狭窄症
・肺動脈弁閉鎖不全症 / 狭窄症
対象患者は年間約30名*と見込まれる。

*海外の報告では入院期間が短縮され、術
後心房細動や胸水貯留などの合併症も軽
減されたと報告されている。

* 2022年の海外実績(ロボット支援下僧帽弁置換術):米
国 200例(人口約3.4億人)、トルコ 100例(人口約0.9億
人)をもとに本邦人口 1.3億人として算出。さらに最新
の胸部外科学会の年次報告(2018年)での1弁手術数に対
する2弁手術数の割合(約30%)を考慮した。

3.ロボット支援下弁形成術の不成功時の対応
弁形成術が困難な際にシームレスに弁置換
術に移行できるメリットを有する。

【診療報酬上の取扱】
・K手術
・307,559点

Console術者

Patient術者

Vision cart

高精度3Dカメラ画像
ロボットアームによ
る精緻な運針

1634

胸腔鏡下弁置換術 (K555-3-2): 130,200点
ロボット支援下弁形成術 (K554-2-2): 123,170点
上記と比較して、より多くのロボット手術に精通した人員、
機材が必要である。