提案書09(1601頁~1801頁)医療技術評価・再評価提案書 (182 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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整理番号
※事務処理用
提案される医療技術名
申請団体名
322101
胸腔内視鏡検査(凍結生検法)
日本呼吸器内視鏡学会
02呼吸器内科
主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科
14呼吸器外科
関連する診療科(2つまで)
00なし
提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した医
療技術の提案実績の有無
有
過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年度)
「実績あり」の
場合、右欄も記 提案当時の医療技術名
載する
令和4年度
胸腔内視鏡検査(凍結生検法)
無
追加のエビデンスの有無
提案される医療技術の概要
(200字以内)
胸膜組織を凍結させて採取する技術である。胸膜全層生検が可能である。
文字数: 33
対象疾患名
保険収載が必要な理由
(300字以内)
胸膜腫瘤、胸膜肥厚、胸膜中皮腫疑い
胸膜腫瘍に対する胸腔鏡検査(D303)では鉗子による検体採取が行われており、採取される検体の大きさは比較的小さい(文
献1)。一方で、悪性胸膜中皮腫の診断には大きな検体の採取が求められており、全身麻酔で行う胸腔鏡下試験切除術(K4884)が必要とされている。また、プレシジョンメディシンの広がりから十分量の検体採取が必要である。凍結生検法はD303で
の鉗子生検と比較して大きな検体採取が可能で安全性も高い(文献1)。保険収載により、侵襲の高い外科的生検を回避でき
る。以上の理由で保険収載が必要と考えられる。
文字数: 253
【評価項目】
①提案される医療技術の対象
・疾患、病態、症状、年齢等
対象疾患、病態:胸膜腫瘤、胸膜肥厚、胸膜中皮腫疑い、胸水貯留
②提案される医療技術の内容
・方法、実施頻度、期間等
(具体的に記載する)
①胸腔鏡の鉗子口よりクライオプローブを挿入し、鏡視下で目的の部位まで誘導する。②プローブ先端を冷却し、接触した組
織を凍結させる。③胸腔鏡鏡ごとプローブを抜去、生理食塩水等に浸漬して凍結した検体を解凍する。④胸腔鏡を再挿入し、
出血の有無を確認し、出血があれば止血を行う。通常患者一人につき1回の手技であるが、複数回行うこともある。
区分
③対象疾患に対
して現在行われ
ている医療技術
(当該医療技術
が検査等であっ
て、複数ある場
合は全て列挙す
ること)
D
番号
303
医療技術名
胸腔鏡検査
既存の治療法・検査法等の内容
局所麻酔下での単ポートによる胸腔鏡検査では、内視鏡の鉗子チャンネルより生検鉗子を用いて胸膜組織の生検を行う。
④有効性・効率性
・新規性、効果等について③との比較
・長期予後等のアウトカム
従来法の胸膜生検では、その採取組織の大きさは平均は6.7㎟であったが、凍結生検法では18.9㎟と大きな組織を採取するこ
とが可能とされている(文献1)。一方で、大きな組織で悪性中皮腫の診断率は8%→75%と大きく改善される(文献2)。
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