提案書09(1601頁~1801頁)医療技術評価・再評価提案書 (45 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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整理番号
315203
※事務処理用
提案される医療技術名
申請団体名
植込型補助人工心臓設置術においてK552 冠動脈バイパス術、K554 弁形成術、K555 弁置換手術、K557 大動脈弁上狭窄手術、K560 大動脈瘤切除
術、K594 不整脈手術 を同時算定できるようにする
日本胸部外科学会
15心臓血管外科
主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科
03循環器内科
関連する診療科(2つまで)
00なし
提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した
医療技術の提案実績の有無
無
過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
場合、右欄も記
載する
リストから選択
提案当時の医療技術名
無
追加のエビデンスの有無
診療報酬区分
診療報酬番号
再評価区分(複数選択可)
K
604-2、552、552-2、554、555、557、560、594
1-A
算定要件の見直し(適応)
1-B
算定要件の見直し(施設基準)
該当する場合、リストから○を選択
1-C
算定要件の見直し(回数制限)
該当する場合、リストから○を選択
2-A
点数の見直し(増点)
該当する場合、リストから○を選択
2-B
点数の見直し(減点)
該当する場合、リストから○を選択
3
項目設定の見直し
該当する場合、リストから○を選択
4
保険収載の廃止
該当する場合、リストから○を選択
5
新規特定保険医療材料等に係る点数
該当する場合、リストから○を選択
6
その他(1~5のいずれも該当しない)
該当する場合、リストから○を選択
「6
提案される医療技術の概要(200字以内)
○
その他」を選んだ場合、右欄に記載
植込型補助人工心臓手術を要する患者においては、重症心不全以外の心大血管疾患を合併する頻度が高い。これらの患者の予後は植込型補助人工
心臓手術を行うのみでは十分とはいえず、その改善を目指して、冠動脈狭窄症、弁膜症、大動脈瘤、不整脈の手術を同時施行する症例が30-40%程
度存在する。現在はいずれも同時算定が不可となっていることから、他の心臓手術と同様に、第2術式の50%算定を要望する。
文字数: 191
再評価が必要な理由
重症心不全患者に対する植込型補助人工心臓治療の目的は心移植までの橋渡しに加え自己心機能の回復である、と初めてガイドラインに明記され
た(文献1)(※)。ドナー不足により心移植待機期間が5年を超える現在、合併症を軽減させ無事に心移植まで橋渡しすることの重要性や自己心
機能回復の重要性がガイドラインに示されている(文献1、2)(※)。既存の弁膜症や不整脈などが予後を悪化させることが海外のレジストリ
データで示されており(文献3-5)(※)、これらの併存疾患を治療することが重要で、併施手術の必要性が増したと認識されている(文献2)。
補助人工心臓治療(K603 - 604-2)は一般の心臓外科手術(K552-594)とは独立した手術であり、かつともにガイドライン等で推奨される手術であ
るため、通則14「複数手術を係る費用の特例」を適応していただきたい。「追加のエビデンスには※を付記」
【評価項目】
Kコードにおける通則14「同一手術野における2以上の手術を行った場合は主たる手術の所定点数のみにより算定する。」の「複数手術に係る費用
の特例」において、「主たる手術の所定点数に、従たる手術の所定点数の100分の50に相当する点数を合算して算定する」とある。
植込型補助人工心臓手術は特別に認定された施設でのみ行うことができる手術で材料も時間もかかる手術であり、その他の一般の心臓手術と独立
した手術であることから、この「特例」を適応いただきたい。
その場合、植込型補助人工心臓手術が主たる手術となり、併施手術の所定点数の100分の50が合算対象となる。
①再評価すべき具体的な内容
(根拠や有効性等について記載)
--------外保連試案データ-------------------------------------------------【植込型補助人工心臓設置術】
外保連試案費用(人件費+償還できない材料等):1,329,599円
外保連試案2022掲載ページ:170-171
外保連試案ID(連番):S81-0221400
技術度:D 医師(術者含む):4 看護師:2 その他:3 所要時間(分):360
【併施手術】
冠動脈バイパス術 / 弁形成術 / 弁置換手術 / 大動脈弁上狭窄手術 / 大動脈瘤切除術 / 不整脈手術が対象である。
記載対象が多い為、添付文書を参照願います。
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②現在の診療報酬上の取扱い
・対象とする患者
・医療技術の内容
・点数や算定の留意事項
「標準治療で回復しない重症心不全患者」に対して、救命目的、心移植までの橋渡しの目的、自己心機能の回復を目的に植込型補助人工心臓を施
行された。しかし、現在、重症な併存疾患に対する同時手術としての冠動脈バイパス術、弁膜症手術(弁形成、弁置換)、大動脈手術、不整脈手
術などは、「同一手術野における複数手術」という理由で算定できなかった。
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