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提案書09(1601頁~1801頁)医療技術評価・再評価提案書 (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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⑫提案される医療技術の海外における公的医療保険(医療
保障)への収載状況
※ 該当する場合、国名、制度名、保険適用上の特徴
(例:年齢制限)等

2)調べたが収載を確認できない
該当なし

⑬提案される医療技術の先進医療としての取扱い

d. 届出はしていない

⑭その他

特になし

⑮当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等

特になし

⑯参考文献1

1)名称

Proximal Humerus Intraosseous Infusion: A Preferred Emergency Venous Access.
The Journal of Trauma, Injury, Infection and Critical Care 2009 Sept

2)著者

Paxton et al.

3)雑誌名、年、月、号、ページ

The Journal of Trauma and Acute Care Surgery、2009年9月、Volume 67/Issue 3、606-611ページ

4)概要

62人の患者を対象に、中心静脈路確保か末梢静脈路確保を行い、29人の患者を対象に計30回の骨髄路確保を行った。末梢静
脈路確保、中心静脈路確保、骨髄路確保に要する時間はそれぞれ3.6分、15.6分、1.5分、初回成功率は、それぞれ20%、
73.7%、80.6%であった。また、上腕骨からの骨髄路確保は、末梢静脈路確保よりもはるかに速いことが示唆された。

1)名称

A Randomized Trial of Epinephrine in Out-of-Hospital Cardiac Arrest, The new England
journal of medicine, August 23, 2018 vol. 379 no. 8

2)著者

Perkins et al

3)雑誌名、年、月、号、ページ

New England Journal of Medicine、2018年8月、Volume 379、711-721ページ

4)概要

当試験は、エピネフリンの安全性と有効性を評価するために二重盲検プラセボ対照無作為化比較試験として行われた。
英国の5つの救急搬送部門が参加し、、院外心停止成人患者8014名を対象に、救急医療隊員による2次救急処置が施行され
た。除外された患者層は、妊婦、16歳未満の患者、アナフィラキシーや喘息による心停止、外傷性の心停止、救急医療隊員
の到着前にエピネフリンの投与を受けた患者であった。
CPRと除細動による初回蘇生法が不成功であった患者が、通常治療に加えて、エピネフリン(1mg)群(4,015名)または生食
(プラセボ)群(3,999名)を投与する群にランダムに割り付けられ、3~5分ごとに試験薬が静脈内または骨内投与され
た。
30日生存率が主要アウトカムとされた。
緊急通報から救急車の現場到着までの期間中央値(IQR)は、エピネフリン群が6.7分(4.3~9.7)、プラセボ群は6.6分
(4.2~9.6)であった。また、緊急通報から試験薬投与までの期間中央値(IQR)は、それぞれ21.5分(16.0~27.3)、
21.1分(16.1~27.4)であった。さらに、入院前蘇生法施行中の自己心拍再開の割合は、エピネフリン群がプラセボ群に比
べて高かった(36.3 vs.11.7%)。病院搬送患者の割合もエピネフリン群がプラセボ群に比べて高かった(50.8
vs.30.7%)。
主要アウトカムである30日時の生存率は、エピネフリン群が3.2%(130例)であり、プラセボ群の2.4%(94例)に比べ
有意に優れた(未補正オッズ比[OR]:1.39、95%信頼区間[CI]:1.06~1.82、p=0.02)。

1)名称

Intraosseous vascular access is safe, effective and costs less than central venous catheters for patients in
the hospital setting. J Vasc Access 2013;14:216-224

2)著者

Dolister et al.

3)雑誌名、年、月、号、ページ

Journal of Vascular Access、2013年、7月、Volume 14、216‐224ページ

4)概要

院内における骨髄路血管アクセスの成績と既報の中心静脈カテーテル留置の成績の比較が行われた。
合計105例が6施設より登録され、53%が心肺停止であった。94%で初回留置成功が得られ、骨髄路アクセスにかかった時間は
103.6±96.2秒であった。
下肢コンパートメント症候群が1例において報告された。

1)名称

A serious adult intraosseous catheter complication and review of the literature. Crit Care Med
2016;44(9):e904-9

2)著者

Greenstein et al.

3)雑誌名、年、月、号、ページ

Critical Care Medicine、2016年9月、Volume 44/Issue 9、904-909ページ

4)概要

骨髄穿刺全体の不成功率は10%未満と報告されており、それに伴う重篤な合併症は穿刺針の破断と腱断裂、骨髄炎や膿瘍形
成等が上げられるが、発生率は全体の0.23%である。

1)名称

Epinephrine administration in adults with out-of-hospital cardiac arrest:
A comparison between intraosseous and intravenous route

2)著者

Shang-Chiao Yang

3)雑誌名、年、月、号、ページ

American Journal of Emergency Medicine(American Journal of Emergency Medicine 67 (2023) 63–69)

4)概要

非外傷性心肺停止患者 / n=112(IV:90名 vs IO(骨髄輸液):22名)における経路確保の時間を比較したところIOが優位で
あった。
・ルート確保手技成功率 IO vs IV:100% vs 33%
・エピネフリン投与成功率 IO vs IV:100% vs 52%
IOとIVのエピネフリン投与までの時間比較(%は投与完了患者)
5分後
:IO 21% IV 4%
10分後 :IO 82% IV 43%
15分後 :IO 100% IV 51%

⑯参考文献2

⑯参考文献3

⑯参考文献4

1)を選択した場合は、下の欄に詳細を記載。

⑯参考文献5

et al.

※⑮については、1.の「主たる申請団体」および「上記以外の申請団体」以外に、提案される医療技術に関する研究、会合、論文発表等を実施している学会
等の関連団体や研究者等の名称を記載すること。

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