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提案書09(1601頁~1801頁)医療技術評価・再評価提案書 (179 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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⑬当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等

なし

1)名称

肺癌診療ガイドライン

2)著者

日本肺癌学会編

3)雑誌名、年、月、号、ページ

2022年版

4)概要

CQ12.肺全摘を避けて,気管支・肺動脈形成を行うべきか? 推奨 「肺全摘を避けて,気管支・肺動脈形成を行うよう推奨する」と記載されて
いる。ランダム化比較試験はないが,腫瘍が中枢進展しているか,肺門リンパ節転移のために肺全摘または気管支・肺動脈形成術が可能な場合,
気管支・肺動脈形成術後の局所コントロールは肺全摘と同等であり,かつ予後はⅠ期・Ⅱ期および,pN0,N1症例について肺全摘術と同等か,そ
れ以上と報告されている。気管支形成の手術死亡率は0.9〜5.9%と報告されている。〔推奨の強さ:1,エビデンスの強さ:C,合意率:100%〕

1)名称

Thoracic and cardiovascular surgeries in Japan during 2017

2)著者

Committee for Scientific Affairs, The Japanese Association for Thoracic Surgery

3)雑誌名、年、月、号、ページ

General Thoracic and Cardiovascular Surgery (2020)

4)概要

日本胸部外科学会学術調査結果によると、2017年には 44,563件の肺原発悪性腫瘍手術が施行されており、胸腔鏡手術は32,206件(約72.3%)で
あった。気管支形成術は496件と全体の1.1%、そのうち胸腔鏡下に施行された症例は71件(約14.3%)であった。

1)名称

Comparison of video-assisted thoracoscopic surgery with thoracotomy in bronchial sleeve lobectomy for centrally located non-small
cell lung cancer.

2)著者

Dong Xie, Jiajun Deng, Diego Gonzalez-Rivas,et al.

3)雑誌名、年、月、号、ページ

J Thorac Cardiovasc Surg. 2021 Feb;161(2):403-413.

4)概要

非小細胞肺癌の気管支スリーブ肺葉切除術を受けた合計363人の患者のうち開胸術(n = 251)および胸腔鏡下手術(n = 112)を調査、傾向スコ
アマッチングによって開胸症例116名、胸腔鏡症例72例で比較、マッチング後の胸腔鏡下手術群の患者は開胸術群と比較して、術中の出血が少な
く(P <.01)、術後の入院期間/集中治療室滞在期間が短く(P <.01)/(P = .03)、胸腔チューブドレナージの留置期間(P <.01)が短かっ
た。手術時間、合併症率、30〜90日の死亡率、全生存期間と無増悪生存期間は同等であった。

1)名称

Video-Assisted Vs Thoracotomy Sleeve Lobectomy for Lung Cancer: A Propensity Matched Analysis.

2)著者

Hui-Jiang Gao MD, Zhi-Hui Jiang MD, Lei Gong MD, et al.

3)雑誌名、年、月、号、ページ

Annals of Thoracic Surgery, 2019 Oct; 108(4): 1072-1079

4)概要

胸腔鏡下スリーブ肺葉切除術(n = 54)および開胸術スリーブ肺葉切除術(n = 94)の後方視的研究、78ペアのケースが統計分析のために選択さ
れ傾向スコアマッチングを行った。胸腔鏡グループと開胸グループで比較し、無増悪生存期間(50.9%vs 48.7%; P = .445)と全生存期間
(79.5%vs 66.7%; P = .198)に有意差は無かった。胸腔鏡手術グループは出血量が有意に少なく(228 vs 246 mL; P = .022)、胸腔ドレーン
留置期間が短かく(4.6vs6。8日; P <.001)、術後入院期間も短かった(9.2vs11.3日; P = .033)。

1)名称

A systematic review and meta-analysis of thoracoscopic versus thoracotomy sleeve lobectomy.

2)著者

Yifan Zhong, Yang Wang, Xuefei Hu, et al.

3)雑誌名、年、月、号、ページ

J Thorac Dis. 2020 Oct; 12(10): 5678–5690.

4)概要

胸腔鏡手術と開胸手術とを比較した気管支形成術についての6つの研究のメタアナリシス、胸腔鏡手術281症例と開胸手術369症例を比較した。 2
つのグループ間で、術中出血量、胸腔ドレーン留置期間、術後合併症発生率、および死亡率に有意差は認められなかった。ただし、胸腔鏡下ス
リーブ肺葉切除術は手術時間が長い傾向にあった(SMD 0.59, 95% CI: 0.14 to 1.03, P=0.010)。

Ⅱ.非小細胞肺癌(NSCLC)1外科治療

1-4 気管支・肺動脈形成

⑭参考文献1

⑭参考文献2

⑭参考文献3

Annual report by The Japanese Association for Thoracic Surgery

⑭参考文献4

⑭参考文献5

※⑬については、1.の「主たる申請団体」および「上記以外の申請団体」以外に、提案される医療技術に関する研究、会合、論文発表等を実施している学会等の関連団体や研
究者等の名称を記載すること。

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