資料Ⅱ-2-1 令和6年度地⽅財政計画 (44 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20241129/index.html |
出典情報 | 令和7年度予算の編成等に関する建議(11/29)《財務省》 |
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資料Ⅱ-5-7
○ EBPMの観点からは、教員増により学級規模を例えば5⼈減少させたとしても、小学校で1日2.4分、中学校で4.2分の在校等
時間の減少にとどまると推計されている。
○ この点からも、教員のやりがいの⼩さい・負担感の大きい業務の抜本的な縮減を優先すべき状況なのではないか。そうした業務の縮
減により、教育の質を向上させることも可能。
◆学級規模等が平日の在校等時間(時間/日)に与える影響
小学校
中学校
学校規模(100人)
男性
年齢
現在校の勤務年数
教務主任
職位3分類(ref.教諭・主幹教諭・指導教諭)
校⻑・副校⻑・教頭
講師・養護教諭・栄養教諭
担任等職務
単式学級担任
複式・特別支援学級担任
学級規模
×複式・特別支援学級担任
定数項
0.026 ***
(0.008)
-0.061 **
(0.024)
-0.010 ***
(0.001)
-0.001
(0.005)
0.707 ***
(0.056)
0.040 ***
(0.010)
0.062 **
(0.027)
-0.020 ***
(0.001)
0.007
(0.005)
0.377 ***
(0.062)
1.229 ***
(0.048)
-0.232 ***
(0.038)
0.565 ***
(0.049)
-0.561 ***
(0.042)
0.608 ***
(0.085)
0.384 ***
(0.051)
-0.012
(0.125)
-0.181 ***
(0.064)
0.008 ***
0.014 ***
(0.003)
0.009 †
(0.005)
10.389 ***
(0.071)
(0.004)
-0.001
(0.008)
11.379 ***
(0.079)
教員増により単式学級の学級規模を▲5人減少させ
たとしても、
・小学校で▲2.4分/日(=0.008時間/日×▲5人)
・中学校で▲4.2分/日(=0.014時間/日×▲5人)
の在校等時間の減少にとどまる。
(出所)⽂部科学省「公⽴⼩学校・中学校等教員勤務実態調査研究」(令和6年3月)第18章の表18-4を基に作成。
(注)***は1%水準、**は5%水準、†は10%水準で有意。
○
教師のこれまでの働き方を見直し、⻑時間勤務
の是正を図ることで、教師の健康を守ることは
もとより、日々の生活の質や教職人生を豊かに
するなど教師のウェルビーイングを向上させる
ことが重要である。
○ 教師が疲弊していくのであれば、それは結果と
して子供のためにはならない。そのような働き
方が、教師の心の余裕を失わせ、意図と反して、
教育の質を低下させてしまうことがあるとすれ
ば、これほど悲しいことはない
(出所)中央教育審議会「『令和の日本型学校教育』を担う
質の高い教師の確保のための環境整備に関する総合的な方
策について」(令和6年8月27日)