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資料Ⅱ-2-1 令和6年度地⽅財政計画 (9 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20241129/index.html
出典情報 令和7年度予算の編成等に関する建議(11/29)《財務省》
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資料Ⅱ-2-9

⾃治体DXの推進①

○ より少ない職員数で質の⾼い⾏政サービスを提供していくためには、デジタル技術やAI・RPA等の活⽤や、オンライン申請等のフロントヤード改革、
自治体の基幹業務システムの統一・標準化等のバックヤード改革に取り組むなど、自治体DXを一層推進し、業務の効率化を徹底していく必要。
(注)RPA(Robotic Process Automation)とは、普段人が行う定型的なパソコン操作をソフトウェアのロボットが代替して自動化するもの。

○ AI・RPAの導⼊やフロントヤード改革に取り組んでいる地方公共団体の割合は、年々増加してきており、導⼊により⾼い業務時間削減効果が
出ている事例もある。これらの好事例を横展開した上で、その業務効率化の全国的な効果を定量的に把握・推計し、地方財政計画に適切に反
映させていくべき。
◆⾃治体におけるフロントヤード改革の取組状況(団体総数︓1,741団体)

◆⾃治体におけるAI・RPAの導⼊状況
AIの導⼊状況

RPAの導⼊状況

都道府県

市町村

都道府県

市町村

R3.4時点

40団体
(85%)

377団体
(22%)

35団体
(75%)

348団体
(20%)

R4.4時点

47団体
(100%)

625団体
(36%)

43団体
(92%)

514団体
(30%)

R5.4時点

47団体
(100%)

791団体
(45%)

44団体
(94%)

641団体
(37%)

(出所)総務省「地方自治体におけるAI・RPAの実証実験・導⼊状況等調査」

◆RPAの導⼊による業務時間削減効果
【⻑野県塩尻市︓保育園受付窓⼝業務】

• 従来は紙で受け付けていた保育園の⼊園申込みを電⼦申請サービスによ
る受付に変更。
• 申請内容のチェック完了後、申請データをダウンロードし、RPAにより保育シ
ステムへの⼊⼒、利⽤調整に必要となる帳票を自動作成。(従来は⼿⼊
⼒で対応)
⇒ 年間業務時間︓2,090時間削減(削減率67.6%)
受付から決定通知発送までの期間︓約3.5か月⇒約2.5か月へ短縮

R5.6時点

書かない窓⼝

ライフイベント別
ワンストップ窓⼝

リモート窓⼝

移動窓⼝

304団体

438団体

106団体

61団体

(出所)総務省「窓⼝業務改革状況簡易調査」
(注)
・書かない窓⼝︓来庁者⼜は来庁予定者が⾏う⼿続きにおける各種申請書等への記⼊について、デジタル技術を⽤いて簡便化しているもの。
・ライフイベント別ワンストップ窓⼝︓出⽣、⼦育て、結婚、引越、おくやみ等のライフイベント別に窓⼝があり、ワンストップで対応が完結する取組。
・リモート窓⼝︓本庁舎と⽀所・出張所等との間をオンラインでつなぎ、ビデオ会議システムを通じて相談業務等を⾏う窓⼝。
・移動窓⼝︓通常は庁舎で⾏っている窓⼝業務を、市町村職員が⾞両等に乗って移動し、移動先で⾏う窓⼝。

◆フロントヤード改革による業務時間削減効果
【三重県志摩市︓オンラインでの申請書の事前⼊⼒】
• スマホアプリ「しまなび」を使い、事前に必要情報を⼊⼒し、QRコードを窓⼝
端末にかざすだけで申請書を発⾏できる仕組みを導⼊。
• 住⺠は、職員からの聞き取りや申請書の記載なく、印字された申請書に署
名するだけで証明書の発⾏が完了するため、窓⼝滞在時間が緩和。
⇒ 書かない窓⼝や申請書の事前⼊⼒システム導
⼊により、 年間約3万6千件の⼿続きにおいて、
職員の作業時間を年間1,950時間削減
(削減率48%)

業務効率化とあわせて住⺠サービスの拡充を実現
(出所)総務省「自治体におけるRPA導⼊ガイドブック」

(出所)総務省「自治体フロントヤード改革に関する個別取組事例集」