提案書07(1200頁~1401頁)医療技術評価・再評価提案書 (12 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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約5,706人
国内年間実施回数(回)
約5,706回/年
⑥普及性
※患者数及び実施回数の推定根拠等
対象患者数:約15人/10万人(年間発症者数)×1.268億(人口)=年間発症者約19,020人の30%の5,706例
年間実施回数: 約5,706人×1回/年 = 約5,706回/年
(ちなみに、0.46%(時点有病率)厚労省患者調査)
⑦医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)
統合失調症バイオマーカーとして注目されており、日本精神神経学会、日本臨床神経生理学会では、脳の情報処理機能の客
観評価法として認められており、2020年の第116回日本精神神経学会でも、会長講演、特別講演、シンポジウムの主テーマ
であった。検査は脳誘発電位と同様の難易度であり、当該検査の経験を持つ精神科医や、精神科医の元で臨床検査技師が実
施することが望ましい。
・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)
施設の要件
(標榜科、手術件数、検査や手術の体
制等)
精神科、心身医療科、心療内科で、脳誘発電位検査が可能な検査室を有する施設
人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門
性や経験年数等)
統合失調症診断に精通した精神科医のもとで、脳誘発電位検査の経験のある医師か検査技師が実施する
その他
(遵守すべきガイドライン等その他の
要件)
聴性誘発反応検査(D236)に準ずる
⑧安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度
感覚刺激を提示し頭皮電極から脳誘発電位を記録する検査であり,原理的に副作用や合併症のリスクは無い。
⑨倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)
問題なし
D
妥当と思われる診療報酬の区分
⑩希望する診療
報酬上の取扱い
点数(1点10円)
850
その根拠
聴性誘発反応検査(D236)の技術料850点に準じて設定した。
区分
関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(③対象疾
患に対して現在
行われている医
療技術を含む)
その他(右欄に記載する。)
番号
なし
技術名
-
具体的な内容
-
減(-)
プラスマイナス
予想影響額
特になし
予想影響額(円)
1,764,099,000
その根拠
統合失調症の年間発症数は10万人あたり15人であるが、この全発症者19,020人の30%、5,706人程度に年1回当該検査を施行
できたとすると、+8,500円×5,706件 = +48,501,000円(増)である。しかし仮にその半数の2,850人/年が検査結果によ
り早期治療が可能となって1カ月間の入院を回避できれば、-(精神科急性期治療病棟の1ヶ月入院費650,000円-1ヶ月通
院費14,000円)×2,850人=-1,812,600,000円(減)となり、合計-1,812,600,000円+48,501,000円=-1,764,099,000円
(減)となる。
備考
特になし
⑪提案される医療技術において使用される医薬品、医療機
器又は体外診断薬
誘発電位検査装置
(主なものを記載する)
⑫提案される医療技術の海外における公的医療保険(医療
保障)への収載状況
※ 該当する場合、国名、制度名、保険適用上の特徴
(例:年齢制限)等
2)調べたが収載を確認できない
1)を選択した場合は、下の欄に詳細を記載。
-
⑬提案される医療技術の先進医療としての取扱い
d. 届出はしていない
⑭その他
特になし
⑮当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等
日本臨床神経生理学会、住吉太幹(国立精神神経医療研究センター精神保健研究所 部長)、笠井清登(東京大学大学院医
学系研究科精神医学・教授)、矢部博興(福島県立医大こころと脳の医学講座・教授)
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