提案書07(1200頁~1401頁)医療技術評価・再評価提案書 (76 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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プレーンテキスト
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提案番号(6桁)
申請技術名
申請学会名
291202
横隔神経電気刺激装置加算
日本脊髄障害医学会
【技術の概要】
横隔膜ペーシング治療の流れ
横隔膜ペーシング治療は、人工呼吸
器に依存される患者の横隔膜を電気
によって刺激を行い、呼吸補助を行
う新しい治療。横隔膜ペーシングを
使用している間、患者は人工呼吸器
を離脱できるため、生活の質(QOL)
の向上が見込まれる。また、介護者
の負担軽減も期待される。
本加算は、本治療実施以前から人工
呼吸器の処方が行われていた病院
で適応される(C107在宅人工呼吸指
導管理料に係る加算)。
【対象疾患】
これまで、
6症例(2020年12月〜2023年1月)
・脊髄損傷1例
・先天性中枢性低換気症候群4例
・延髄損傷による呼吸不全1例
【既存の施設基準との比較】
C173 横隔神経電気刺激装置加算 600点
現状では本治療実施以前から人工呼吸器の処方が行われていた病院(例:
患者のかかりつけ病院)でのみ、この加算を算定できるが、本治療に関する専
門的知識を必要とする術後フォローアップを実施する病院が、かかりつけ病院
と異なる場合、加算請求できない。例えば、患者が北海道出身で、東京の病
院で術後フォローアップ(電気刺激パラメータの調整等)を受ける場合、東京
の病院ではこの加算が請求できない。
【有効性及び診療報酬上の取扱い】
対象患者
適応患者数(年間予想)54名
脊髄損傷
15
延髄損傷による呼吸不全
30
中枢性低換気症候群
9
本治療実施以前から人工呼吸器の処方が行われていた
病院と異なる場合でも、一定の基準を満たせば当該加算
を受けられるように施設基準の見直しを要求する。
これによって、本治療は全国に波及し、地方でも、この治
療が受けやすくなることが見込まれる。
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