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提案書07(1200頁~1401頁)医療技術評価・再評価提案書 (170 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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【一般的名称:据置型デジタル式汎用X線診断装置】
類別:機械器具 09 医療用エックス線装置及び医療用エックス線装置用エックス線管
製造販売認証番号:221ABBZX00210000
販売名:診断用X線装置 RADspeed Pro
【一般的名称:X線平面検出器出力読取式デジタルラジオグラフ】
⑪提案される医療技術において使用される医薬品、医療機器又
類別:機械器具 09 医療用エックス線装置及び医療用エックス線装置用エックス線管
は体外診断薬
製造販売認証番号:228ABBZX00115000
(主なものを記載する)
販売名:デジタルラジオグラフィー SKR 3000
【一般的名称:X線画像診断装置ワークステーション】
類別:機械器具 09 医療用エックス線装置及び医療用エックス線装置用エックス線管
製造販売認証番号:230ABBZX00092000
販売名:画像診断ワークステーション コニカミノルタ DI-X1
⑫提案される医療技術の海外における公的医療保険(医療保
障)への収載状況

1)収載されている

1)を選択した場合は、下の欄に詳細を記載。

アメリカ合衆国
※ 該当する場合、国名、制度名、保険適用上の特徴(例:年
Medicare, Medicaide
齢制限)等
Cineradiography, CPT 76120 (約$108) が適用される。
⑬提案される医療技術の先進医療としての取扱い

d. 届出はしていない

⑭その他

なし

⑮当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等

なし

⑯参考文献1

1)名称

Dynamic chest radiography: Novel and less-invasive imaging approach for preoperative assessments of pleural
invasion and adhesion, Radiology Case Reports

2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ

M. Tamura, et. al,
Volume 15, Issue 6, June 2020, Pages 702-704

4)概要

82歳の右肺腫瘍患者に対して、開胸手術を施行。術中所見として、壁側胸膜への腫瘍の浸潤が認められた。同患者に対して、
術前に深呼吸状態にてX線動画像を撮影し、腫瘍の位置変化を記録した。腫瘍の中心位置を追跡し、腫瘍に隣接する肋骨に置
かれたポイントの位置変化と比較したところ、両者の移動量および方向は一致した。X線動画像撮影が、胸膜浸潤および癒着
の術前評価のための低侵襲の画像診断法として利用できることが示唆された。

1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
⑯参考文献2
4)概要

1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
⑯参考文献3

⑯参考文献4

A novel pulmonary circulation imaging using dynamic digital radiography for chronic thromboembolic pulmonary
hypertension, European Heart Journal.
Y. Yamasaki, et. al,
2020 Mar 10;ehaa143.
慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH)患者(46歳、男性)に対して、肺動脈血栓内膜除去術の実施前後にX動態撮影を実施。術前後
それぞれで得られたX線肺血流イメージングで描出されている血流低下領域は、肺動脈造影画像で得られる所見と矛盾してい
なかった。X線動態撮影はシンチグラフィや肺動脈造影などの既存モダリティに比べ、簡便、迅速、低被ばくにて肺血流に関
する情報を簡便に取得することができる。
Pulmonary ventilation–perfusion mismatch demonstrated by dynamic chest radiography in giant cell arteritis,
European Heart Journal.
Y. Yamasaki, et. al,
2020 Jun 30;ehaa443

4)概要

巨細胞性動脈炎による左肺動脈高度狭窄の患者(74歳、男性)に対するX線動態撮影実施例。X線肺血流イメージングでは、左肺
の血流が極端に乏しく描出されており、X線肺換気イメージングでは,両肺とも均一に描出されていた。これらの傾向は、換
気・血流シンチグラフィおよび造影CTのヨードマップ、肺動脈3D画像などの高コストかつ侵襲的な画像診断モダリティで得ら
れる所見と矛盾していなかった。 X線動態撮影を行うことで,換気・血流に関する情報を簡便に取得することができ,造影
CT やシンチグラフィが気軽に利用できない状況においても有用であると思われる。

1)名称

Dynamic-ventilatory digital radiography in air flow limitation: change in lung area reflects air trapping,
Respiration,

2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ

N. Ohkura, et. al,
2020 Apr 29:1-7.

4)概要

気流制限のある118人の患者(肺がん72人、COPD35人、喘息6人、ACO5人)を対象に、深呼吸状態にてX線動画像を撮影し、肺
野面積を計測した。正確に選択された最大吸気位と最大呼気位の肺野面積から、最大変化率を算出したところ、RV/TLC
(r=0.48、p<0.01)および%FEV1(r=–0.33、p <0.01)と有意な相関が認められた。
X線動画像撮影が、COPD患者の肺機能の包括的な評価に役立つ可能性が示唆された。

1)名称

Evaluation of intrathoracic tracheal narrowing in patients with obstructive ventilatory impairment using dynamic
chest radiography: A preliminary study,

2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ

S. Watase, et. al,
European Journal of Radiology Volume 129, August 2020, 109141

4)概要

被験者40人(閉塞性換気障害の12人、肺機能が正常な28人)を対象に、X線動画像にて気管内径を計測し、呼気区間における
狭小化量を算出した。計測は3人の評価者が行った。いずれの評価者の結果においても、閉塞性換気障害の気管内径の狭小化
量が、肺機能が正常な場合よりも、優位に大きかった。また、狭小化率30%を基準に、狭小化群9人と非狭小化群31人に分けた
場合、FEV1%は狭小化群が優位に小さかった(75.6% vs. 62.5%; p<0.01)。X線動画像撮影が、閉塞性換気障害を起こしやす
い患者のスクリーニングに役立つ可能性が示唆された。

⑯参考文献5

※⑮については、1.の「主たる申請団体」および「上記以外の申請団体」以外に、提案される医療技術に関する研究、会合、論文発表等を実施している学会等
の関連団体や研究者等の名称を記載すること。

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