提案書07(1200頁~1401頁)医療技術評価・再評価提案書 (92 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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申請技術名
申請学会名
294102
造血幹細胞移植後キメリズム解析PCR法
日本造血・免疫細胞療法学会
移植後のキメリズム解析
(細胞が、ドナー由来か、レシピエント由来かを決定する検査)
• 性染色体FISH(異性間BMT)が、保険適用
(ドナーとレシピエントの性別が異なるとき→移植の半分でのみ可能)
• 性別が同じ場合は、病院の負担で、PCR法によるキメリズム解析が行われている。
• FISH法と比べて、PCR法が、必要とする細胞数、感度、など全ての点で優れており、キメリズム解析に推奨されている。
レシピエント
移植前タイピングでマーカー決定
(異なる型をみつける)
1
STR
2
3
4
ドナー
2
3
【対象】
同種造血幹細胞移植後の患者
4
移植後のキメリズム解析
(異なる型のマーカーを用いて定量)
indel
A
B
C
1
マーカーBとCが
識別可能
マーカー2と3が
識別可能
1
移植
A
B
C
STRの定量
2
3
4
indelの定量
A
B
C
【検査の意義】
• キメリズム解析は再発や生着不全の診断に必須で、これにより初めて
治療介入が可能になる。
• XY染色体を標的としたFISHは、移植の半数でしか、使用できない。
• PCR法による解析は、全ての移植患者で使用可能。
1291
• FISH法に比して、PCR法は、感度が優れ少ない細胞数で測定可能。