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提案書07(1200頁~1401頁)医療技術評価・再評価提案書 (190 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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⑪算定要件の見直し等によって、新たに使用される医薬
品、医療機器又は体外診断薬

該当なし

⑫その他

該当なし

⑬当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等

該当なし

⑭参考文献1

⑭参考文献2

⑭参考文献3

⑭参考文献4

⑭参考文献5

1)名称

慢性冠動脈疾患診断ガイドライン(2018年改訂版)

2)著者

日本循環器学会、日本医学放射線学会、日本核医学会、日本画像医学会、日本冠疾患学会、日本小児循環器学会、日本心エコー図学会、日本心血
管インターベンション治療学会、日本心血管画像動態学会、日本心臓核医学会、日本心臓病学会、日本超音波医学会、日本動脈硬化学会、日本不
整脈心電学会、日本脈管学会

3)雑誌名、年、月、号、ページ

循環器病ガイドラインシリーズ(Web)、2019年3月29日発行

4)概要

心筋潅流CTに関しては数多くの単施設研究や多施設共同臨床研究が報告されており、心筋潅流CTによる狭窄枝検出や心筋虚血診断は核医学検査や
MRに劣らない診断能を有することや、冠動脈CT診断に対する心筋潅流CTの付加価値などが明らかになっている(P 63)。本ガイドラインでは心筋
潅流CTは推奨クラスⅡa、エビデンスレベルBの評価を受けている(P 58, 表34)。その結果、安定冠動脈疾患を疑う患者の診断アルゴリズムが改
訂され、心筋潅流CTが追加された(P 103, 図24)。

1)名称

Society of cardiovascular computed tomography expert consensus document on myocardial computed tomography perfusion imaging

2)著者

Patel AR, Bamberg F, Branch K, et al.

3)雑誌名、年、月、号、ページ

J Cardiovasc Comput Tomogr 2020;14(1):87-100

4)概要

米国心臓CT学会が発行した心筋潅流CTを含む包括的心臓CTを行う際のガイドラインである。患者選択基準、適応と禁忌、負荷手技の手法、CTの要
件、画像処理方法について記載され、これまで発表された論文による虚血診断能についてのまとめ等につき詳細に記載されている。

1)名称

Anatomical and functional computed tomography for diagnosing hemodynamically significant coronary artery disease: A meta-analysis

2)著者

Celeng C, Leiner T, Maurovich-Horvat P, et al.

3)雑誌名、年、月、号、ページ

J Am Col Cardiol Cardiovasc Imaging 2019;12(7):1316-1325

4)概要

心筋潅流CTの診断能を評価した無作為比較試験を含む22編の論文によるメタ解析を行っている。冠動脈CTと比較した心筋潅流CTの虚血評価では感
度は94%と89%でほぼ変わらないが、特異度が48%から81%へと大きく改善した。冠動脈CTは陰性的中率が高いが偽陽性が多いという欠点があっ
たが、心筋潅流画像を取得することでこの欠点を克服することが可能である。冠動脈の再灌流療法の適応を決める際には心筋潅流CTを行うことが
推奨されている。

1)名称

Diagnostic performance of dynamic myocardial perfusion imaging using dual-source computed tomography

2)著者

Kitagawa K, Nakamura S, Ota Hideki, et al.

3)雑誌名、年、月、号、ページ

J Am Col Cardiol 2021;78(20):1937-1949

4)概要

2管球CTを用いた心筋潅流CTの国際多施設共同研究である。冠動脈CTに心筋潅流CTを加えることで、虚血評価の受信者動作特性曲線が0.65 (95%
CI: 0.57, 0.72)から0.74 (95% CI: 0.66, 0.81)と有意に上昇している(p = 0.011)。冠動脈CT単独と比較して虚血診断における特異度が36%から
75%に上昇した結果(p <0.001)、全体の診断能は64%から74%まで有意に改善している(p <0.001)。

1)名称

Dynamic myocardial perfusion CT for the detection of hemodynamically significant coronary artery disease

2)著者

Nous FMA, Geisler T, Kruk MBP, et al.

3)雑誌名、年、月、号、ページ

J Am Col Cardiol Cardiovasc Imaging 2022;15(1):75-87

4)概要

心筋潅流CTの虚血診断能を評価した日本、欧州、米国の9施設が参加した国際多施設共同研究である。冠動脈CTに心筋潅流CTを加えることで、虚
血を診断する特異度が72% (95% CI: 66, 78)から89% (95% CI: 85, 93)に上昇した結果、正診率が78% (95% CI: 73, 83)から88% (95% CI: 84,
92)まで改善している。

※⑬については、1.の「主たる申請団体」および「上記以外の申請団体」以外に、提案される医療技術に関する研究、会合、論文発表等を実施している学会等の関連団体や研
究者等の名称を記載すること。

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