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提案書07(1200頁~1401頁)医療技術評価・再評価提案書 (89 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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⑥普及性

年間対象患者数(人)

3,500

国内年間実施回数(回)

7,000

※患者数及び実施回数の推定根拠等

キメリズムの変動が白血病の再発予測に重要であること、非腫瘍性疾患においては一度生着が得られた後に生着不全が起こる
二次性生着不全の除外の必要性があることから、日本造血細胞データセンターの全国調査報告書による年間の同種造血幹細胞
移植数が平均して2回の検査を行うと推定した。

⑦医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)

造血幹細胞移植後キメリズム解析 PCR法は広く一般的に行われている。

・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)

施設の要件
(標榜科、手術件数、検査や手術の体制 造血幹細胞移植関連検査を実施する医療機関
等)
人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門性 造血幹細胞移植関連検査を実施する医療機関に配属された検査要員
や経験年数等)
その他
(遵守すべきガイドライン等その他の要 特になし
件)

⑧安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度

検査技術としては骨髄血1ml、もしくは末梢血7mlの採血で行われるため、通常の診療行為と安全性およびリスクは変わらな
い。被験者のみならず、検査担当者も通常の検査における危険性を上回るものではない。

⑨倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)

通常の検査としての遵守すべき範囲に留まる。



妥当と思われる診療報酬の区分
⑩希望する診療
報酬上の取扱い

点数(1点10円)

2,553

その根拠

検査費用を公表しているHLA研究所の基本単価および異性間BMTのFISH法が2553点であることに基づく

区分
関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(③対象疾
患に対して現在
行われている医
療技術を含む)



番号

D006-5

技術名

染色体検査(全ての費用を含む。)(異性間BMT)

具体的な内容

現在、性別不一致の同種造血細胞移植後に、生着確認目的で行われている異性間BMT
析PCR法に移行すると予想される。

増(+)

プラスマイナス

予想影響額

XY染色体のFISHは、全てキメリズム解

予想影響額(円)

89,355,000円

その根拠

性別不一致移植においては、FISH検査からPCR法に移行し、同等の検査費用が見込まれ、従来、同性間移植でFISH法で検査で
きなかった症例約1750例x2/年において、PCR法による検査費用が生じる。

備考

特になし

⑪提案される医療技術において使用される医薬品、医療機
器又は体外診断薬
(主なものを記載する)

1) KMRキット (KMRtype Genotyping Kit, KMRtrack Monitoring Kit)
2) Mentypeキット (Mentype Chimera PCR amplification kit)

⑫提案される医療技術の海外における公的医療保険(医療
保障)への収載状況
※ 該当する場合、国名、制度名、保険適用上の特徴
(例:年齢制限)等

1)収載されている

1) KMRキットおよび2)Mentypeキットは欧州委員会の体外診断薬 (CE-IVD) として承認されている。

d. 届出はしていない

⑬提案される医療技術の先進医療としての取扱い

⑭その他

⑮当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等

1)を選択した場合は、下の欄に詳細を記載。

特になし

日本輸血・細胞治療学会理事・内保連委員、福島県立医科大学医学部輸血・移植免疫学講座

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教授

池田和彦