提案書07(1200頁~1401頁)医療技術評価・再評価提案書 (188 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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整理番号
302203
※事務処理用
提案される医療技術名
申請団体名
先進画像加算:冠動脈・心臓CT撮影加算の見直し
日本医学放射線学会
28放射線科
主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科
03循環器内科
関連する診療科(2つまで)
00なし
提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した
医療技術の提案実績の有無
有
過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
場合、右欄も記
載する
提案当時の医療技術名
令和4年度
先進画像加算:心臓CT撮影加算
有
追加のエビデンスの有無
診療報酬区分
診療報酬番号
再評価区分(複数選択可)
E
200 注4
1-A
算定要件の見直し(適応)
該当する場合、リストから○を選択
1-B
算定要件の見直し(施設基準)
該当する場合、リストから○を選択
1-C
算定要件の見直し(回数制限)
該当する場合、リストから○を選択
2-A
点数の見直し(増点)
○
2-B
点数の見直し(減点)
該当する場合、リストから○を選択
3
項目設定の見直し
○
4
保険収載の廃止
該当する場合、リストから○を選択
5
新規特定保険医療材料等に係る点数
該当する場合、リストから○を選択
6
その他(1~5のいずれも該当しない)
該当する場合、リストから○を選択
「6
提案される医療技術の概要(200字以内)
その他」を選んだ場合、右欄に記載
従来の心臓CTでは冠動脈の狭窄の有無を判定することが目的であった。近年、CT機器の進歩により、心筋潅流画像を低被ばくで撮影できるように
なり、心筋血流をCT画像で定量的に評価できるようになった。心筋潅流撮影を加えた包括的心臓CTを行うことにより、一連の心臓CT検査で冠動脈
狭窄の形態評価に加え、虚血の有無といった機能評価を同時に行うことで、再灌流治療の適応判断、患者予後に関して精度の高い診断ができる。
文字数: 200
再評価が必要な理由
冠動脈の再灌流治療を行う前には、狭窄の有無に加えて、機能的虚血を評価することが求められている。潅流画像を加えた包括的心臓CTを行うこ
とで、一度の検査で冠動脈の形態と機能的虚血の有無を診断でき、患者・医療者双方にとって有益である。包括的心臓CTは、高度な撮影技術、適
切な被ばく管理、検査時間の延長が必要である上に、撮影後も様々な画像処理と解析を行うため、冠動脈CT単独と比較して約2倍の時間がかか
り、医療機関にとってコスト高となっている。また、心臓CTの撮影範囲には肺野や縦隔、上腹部臓器も含まれ、放射線診断専門医が画像を管理す
ることで心臓外所見を含めて適切に評価できる。よって、今回の改訂では、従来の冠動脈CT撮影加算を改め、心臓CT撮影加算として、画像診断管
理加算2あるいは3の施設基準を満たす医療機関で冠動脈のみを撮影する場合は600点、心筋潅流を含めた包括的心臓CT検査を行う場合は900点への
増点を要望する。(※点数詳細は下記に記述)
【評価項目】
①再評価すべき具体的な内容
(根拠や有効性等について記載)
(ここから)外保連試案データ--------------------------外保連試案費用(人件費+償還できない材料等):63,783円
外保連試案2022掲載ページ:412-413
外保連試案ID(連番):R11-41-8582
技術度:D 医師(術者含む):2 看護師:1 その他(技師):2 所要時間(分):60分
------------------------------------------------------------------(ここまで)
2管球CTや256列以上の高性能CT装置で行われる心臓CT検査は、冠動脈のみならず心筋血流も測定できる精度の高い総合的な診断が可能となってい
る。心筋潅流画像は、血行再建の適応を決定する際に有用である。心筋潅流画像はMRIや核医学検査でも取得できるが、心臓MRIの冠動脈自体の描
出はCTに劣り、核医学検査では冠動脈情報を取得することができないため、CTで包括的に評価する方が患者にとっても負担が少ない。
現在の冠動脈CT検査費用:3,411点
コンピューター断層撮影 1,000点、コンピューター断層診断 450点、造影剤注入手技 500点、ヨード造影剤(イオメプロール350 100 mL) 561
点、冠動脈CT撮影加算 600点、電子画像管理加算 120点、画像診断管理加算2 180点
心筋SPECT点数:10,708点
シングルホトンエミッションコンピューター断層撮影 1,800点、負荷試験 900点、核医学診断 370点、テトロホスミンテクネチウム製剤
(99mTc/740 MBq, 99mTc/296 MBq) 7,338点、電子画像管理加算 120点、画像診断管理加算2 180点
②現在の診療報酬上の取扱い
・対象とする患者
・医療技術の内容
・点数や算定の留意事項
64列以上のCT、及び画像診断管理加算2あるいは3の施設基準を満たす医療機関で冠動脈CT撮影が行われた場合、冠動脈CT撮影加算として600点が
加算できる。冠動脈に加えて心筋潅流CTを行った場合でも、同様で600点のままである。
E
診療報酬区分(再掲)
診療報酬番号(再掲)
200 注4
医療技術名
心臓CT撮影加算
1387