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提案書07(1200頁~1401頁)医療技術評価・再評価提案書 (40 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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概要図書式

提案番号(6桁)

申請技術名

申請学会名

288204

WAIS-Ⅳ成人知能検査

日本精神神経学会

【技術の概要】
WAIS-Ⅳ成人知能検査(D283-3)の実施に際して、現
行の診療報酬450点では赤字が見込まれる状況を踏ま
え、診療報酬単価の再評価を求める。
【有効性及び診療報酬上の取扱い】
見直し前
WAIS-Ⅳ成人知能検査は「臨床心理・神
経心理検査」D283発達及び知能検査の
「3操作と処理が極めて複雑なもの」に
区分され、450点が付与されている。
見直し後
WAIS-Ⅳ成人知能検査は「臨床心理・神
経心理検査」D283発達及び知能検査の
「3操作と処理が極めて複雑なもの」に
区分され、950点を付与する。

【対象疾患】
主として知的障害や発達障害の診断補助に使用さ
れるほか、高次脳機能障害やてんかんの知的水準
の評価や刑事責任能力の鑑定などにも使用されて
おり、成人の知的能力水準を評価・分析するため、
必要に応じてすべての疾患が対象となり得る。

【見直し後の診療報酬額の根拠】


WAIS-Ⅳ成人知能検査実施1件当たり
①検査道具費用:487.3円
②記録用紙:825.0円
③人件費:10398.5円
④部屋使用料:686.7円

合計12397.4円のコストが生じている

※国立病院機構全国心理療法士協議会の調査結果より
(版改定前のWAIS-Ⅲ成人知能検査を実施している施設を対象として含む調査)

有用性
成年後見制度における診断書作成の手引き(最高裁判所事務総局家庭局、平成25年)では判断能力の判定
のための検査として記載されている。また、特別支援教育のための知的水準評価や刑事責任能力鑑定などに
も用いられており、WAIS-Ⅳ成人知能検査は診療補助だけでなく、医療と他領域との連携に寄与しており、認
知機能や発達水準の客観的な評価として社会的に認知されている。
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