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提案書07(1200頁~1401頁)医療技術評価・再評価提案書 (139 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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医療技術評価提案書(保険未収載技術用)
整理番号

※事務処理用

提案される医療技術名

299102
感染症流行期トリアージ加算

申請団体名

日本透析医学会

主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科

38その他(診療科名を右の空欄に記載する。)

透析内科

05腎臓内科
関連する診療科(2つまで)
24泌尿器科

提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した医
療技術の提案実績の有無
過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の

提案当時の医療技術名
場合、右欄も記
載する


リストから選択

有無をリストから選択

追加のエビデンスの有無

提案される医療技術の概要
(200字以内)

感染症の流行期に患者が咳や発熱、下痢などの症状がある場合、来院する前に透析施設に連絡する。
連絡を受けた透析施設では感染症の疑い患者に来院時間、来院方法、診察場所などを指示する。
患者が来院後は、指定の診察場所で感染の有無や重症度のトリアージを行い、透析室へ入室する。
感染患者や感染疑い患者は、透析治療のベッド変更などを指示し、個室隔離または空間的な隔離、時間的な隔離を行い、透
析治療を実施する。

文字数: 199
対象疾患名

保険収載が必要な理由
(300字以内)

慢性透析患者

透析療法は、透析患者が易感染性であること、多数の患者を大きな透析室内で集団治療を行うという治療環境から、1対1で
診療を行う他の外来診療と比較し院内感染を起こし、クラスターが発生するリスクが高い。また、感染症流行期にクラス
ターが発生すると、地域医療のひっ迫を招く危険性が高い。有症状の患者は他の患者と院内での動線を分けて診察を行い、
透析室に入室前に感染の有無を診断し、他の患者と一緒に治療を行えるかどうかのトリアージを行い、感染患者や感染疑い
患者には隔離透析治療を実施する。
通常診療より対策にコストが必要、且つ院内感染やクラスターを起こさないために重要な感染対策であり収載の必要がある
と考えられる。

文字数: 300
【評価項目】
①提案される医療技術の対象
・疾患、病態、症状、年齢等

感染症流行期に咳や発熱、下痢などの症状があるすべての外来透析患者

②提案される医療技術の内容
・方法、実施頻度、期間等
(具体的に記載する)

実施:感染症流行期に有症状のすべての外来透析患者に行う。
方法:有症状の患者は来院する前に透析施設に連絡する。連絡を受けた透析施設では感染症の疑い患者に来院時間、来院方
法、診察場所などを指示する。患者が来院後は、指定の診察場所で感染の有無や重症度のトリアージを行い、透析室へ入室
する。感染患者や感染疑い患者には、隔離透析で治療を実施する。
期間:感染症への罹患症状がある透析治療への来院日に実施する。

区分
③対象疾患に対
して現在行われ
ている医療技術
(当該医療技術
が検査等であっ
て、複数ある場
合は全て列挙す
ること)

区分をリストから選択

番号



医療技術名



既存の治療法・検査法等の内容



④有効性・効率性
・新規性、効果等について③との比較
・長期予後等のアウトカム

新型コロナウイルス感染症では、透析施設の感染対策の準備(個人防護具や隔離透析)が整っている施設ほど、感染透析患
者の透析治療を多く行っていた(文献1)。感染症流行期のトリアージ加算の新設により、現在流行している新型コロナウ
イルス感染症やインフルエンザへの対策だけでなく、今後も流行する可能性のある新興感染症や再興感染症にも備えること
が可能となる。また、このトリアージ加算の新設により集団治療である透析室の院内感染やクラスター発生を予防し、且つ
各透析施設が外来での感染透析患者の透析治療を継続できる。

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